Web制作をご依頼いただいたお客さんのところへお打ち合わせに行くと、既にサイトマップが用意されていることがあります。
それを見れば、我々には「こういうコンテンツを作りたいんだな」というガイドになって、とてもありがたいです。
かといって、それをそのまま使うかと言うと、そのままは使いません。
サイトマップが初めから用意されているされていないに関わらず、我々制作者はサイトマップよりも先に必ず“動線設計”を行います。
例えば、スーパーなら、野菜コーナーから始まって、魚→肉→乳製品と、効率よくたくさんの買い物をしてもらうために店舗設計されていますが、このお客さんの動きが動線です。
住宅設計だったら、“家事動線”とか言いますよね?
Webの場合は“ユーザー動線”です。
■例えば、工務店のユーザー動線なら、
お客さんがパソコンなりスマホなりのブラウザを開いたところから、資料請求が完了するまで、どのようなことを思いながらどのようにサイトに訪問するか、サイトの中でどのように回遊し資料請求を完了するかを考えていきます。
そうすると、お客さんが資料請求を完了するストーリーの中で、このタイミングで、こういう情報が見えてて欲しいというものが浮かび上がってきます。
当然、そのストーリーの中には競合比較などもあるでしょうから、競合分析などを行った上で、必要なコンテンツを肉付けしていきます。
その結果、サイトマップがやっと出来上がります。
■大事なのは “ユーザー目線” であることです。
いきなりサイトマップを作ると、どうしても情報提供側の「見せたいものリスト」になってしまいます。
そうならないために、サイトマップからではなく、まずはユーザー動線から考えていきましょう。
