Webサイトの運用
「今の運用方法に自信がない」
「Webサイトを改善する方法がわからない」
「運用代行に依頼すると何をしてもらえるのか知りたい」
「そもそもWebサイトの運用担当になったものの、何をしたらいいかわからない」
そんなことはありませんか?
ここでは、Webサイトの運用について具体的な内容と方法についてまとめます。運用の基本に加えて代行を依頼するメリットまでわかって、御社のWebサイトをよりよく運用していく第一歩になりますよ!
Webサイトの運用ですべきこと

Webサイトの運用には、大きく分けると保守点検、情報の更新、改善の3つの側面があります。どれもユーザーの利便性と反響率を保ち、高めることが目的。具体的な運用の内容としては次のような作業があります。
- 更新作業
- 定期的なアクセス解析・改善
- Web集客
- サーバーやCMSの保守・管理
- 問い合わせの対応
- トラブル・緊急時の対応
Webサイトの運用とは、検証+仮説立案+改善実行のサイクルを繰り返していく地道な積み重ねです。それにより御社のWebサイトがユーザーにとって価値の高いものとなり、その結果、目的を達成したり、効果を高めたりすることができます。
更新作業
Webサイトでは最新の情報提供が求められるので、つねに情報を追加・更新する必要があります。具体的には次のような内容が挙げられます。
- 会社の基本情報の更新
- 商品・サービスの追加
- 実績の追加
- ブログ記事など読み物コンテンツの追加
- キャンペーン情報などの追加とそれに伴うバナーやメルマガ作成
最新の情報へと更新することは、正しい情報を読者に伝えることと、もう一つ重要な意味があります。事例コンテンツやコラムを最新の情報へと更新・追加すると、検索エンジンの検索対象になるページが1つ増えることになります。このとき、キーワード調査などをもとに、ニーズのあるキーワードテーマでコンテンツを執筆していくとより効果的です。その増えたページがSEOで評価されれば、そのページのアクセスが増えるだけでなく、Webサイト全体の評価にもつながります。だからこそ、更新作業は重視されるのです。
この作業は、決して即効性のある施策ではありません。コツコツ続けていくことが大切で、適切な更新をしていけば、じわじわとアクセス数も増えていきます。充実したコンテンツが増えていくことは、そのWebサイトにとって大きな財産であると認識して、更新作業を怠らないようにしましょう。
定期的なアクセス解析・改善
アクセス解析はPDCAのC(評価)に当たり、Webサイトを改善していくうえで大変重要な作業です。
定期的にアクセス解析してWebサイトの状態を把握しなければ、問題点を発見できず、改善の方針や施策を考えることもできません。具体的にはPV(ページビュー)数やCV(コンバージョン)数の推移、流入元、検索順位の推移などを分析します。それにより現状を把握することができ、また更新の効果の測定が可能に。そして、そこで得られたデータをもとに、改善点の洗い出しや、次の施策を決めていきます。
このとき重要なのが、定点観測です。例えばPV数やCV数に注目した場合、季節や曜日、平日の日数、天候などの要因で増減することがあります。このようなWebサイトの癖を解析することで、その後に展開すべき施策も変わってきます。またその施策を実行したあとに、どうPV数やCV数が変化するのかをチェック、分析すれば、さらに効果的な施策を打つことも可能になります。
このように定点観測していくことは、Webサイトを改善するうえで重要な意味があります。また、そこで得られた知見は、サイト運営者にとって他では得られないオリジナルのノウハウになります。
Web集客
Web集客はインターネット上で行う集客のことで、販売やそのための見込み客を、Webサイトに集めるための手段です。具体的には次のような内容があります。
- SEO
- SNSでの拡散
- プレスリリース発行
- リスティング広告、SNS広告など
注力する、しないの差はあるかもしれませんが、上記の施策から1つだけを選ぶのではなく、いくつかの施策を組み合わせて集客することが多いです。そのとき、短期間で結果を出したいのか、長期的に安定させたいのかなどによって、どの集客方法をとっていくのかは変わってきます。
Web集客は、最初からうまくいくとは限りません。「どのような集客方法、打ち出し方が効果的なのか?」を仮説を立て実行し、検証しながら、つまりPDCAを回しながら精度を高めていくことが大切です。
サーバーやCMSの保守・管理
サーバやCMSなどのインフラに関する保守・管理も忘れてはいけません。サーバやドメインの契約切れを起こさないようにするのは当たり前ですが、そもそもサーバやCMSをどのように選択するかで、保守の必要性が変わってきます。サーバもCMSもしっかりと保守をしないと、Webサイトを改竄されたりし、それによってユーザーの信用を失うだけでなく、検索エンジンの評価を落としてしまうことにもつながります。きちんと理解した上で、自社にあった選択をする必要があります。
サーバーの種類と選び方
一口にサーバと言っても、一般的なレンタルサーバから、VPSやクラウドサーバ、専用サーバとさまざまで、保守においても、サーバ会社で行ってくれるものと、自分でやる必要があるものがあります。
一般的にレンタルサーバーは、サーバ会社が保守をしてくれるので、自分で保守管理する必要はありません。一方、VPSやクラウドサーバーは、自由度が高い分、自己責任となり、保守については自分で行うか、保守を行っている専門会社に依頼する必要があります。専用サーバは、自由度もあり、自分で保守を行うものが主流ですが、最近は、自由度が制限されますが、サーバ会社が保守をしてくれるフルマネージドの専用サーバもあります。
CMSの種類とメリット、デメリット
「CMS」とは、「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略で、Webサイト内のテキストや画像、デザインなどを一元的に保存・管理するシステムのこと。自社でコンテンツを更新するために、不可欠なシステムのひとつです。
CMSにはさまざまな種類のものがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。価格もライセンス費が無料のオープンソースのものから、ライセンスだけで数百万するものまであります。
現在は、オープンソースでライセンス費が無料のWordPressが圧倒的なシェアを誇っていますが、セキュリティの脆弱性が問題視されており、大手企業を中心に避ける傾向があります。もしWordPressを導入する場合は、バージョンアップの管理やプラグインの精査など、しっかりと保守管理を行っていくことが必須です。
最近ではクラウド型のCMSに注目が集まってきています。クラウド型は月額の利用料がかかるものの、保守はサービス提供会社が行うので自分で行う必要がなく、WordPressの保守を外部に委託するのであればむしろリーズナブルだと判断する企業も増えてきています。
問い合わせの対応
Webサイトにはユーザーとの接点になる窓口という側面があり、日常的な問い合わせへの対応は重要な作業です。業種にもよりますが、具体的には次のような問い合わせが考えられます。
- 商品やサービスへの問い合わせ
- 資料請求やサンプル申し込み
- クレーム
- 採用への応募
- 取材申し込み
問い合わせは、運用担当者が対応できるものと、関係部署でないと対応できないものとに分かれます。またクレームなど、問い合わせの内容によってはスピードが求められます。問い合わせ内容に合わせた対応の業務フローやマニュアルを用意して、迅速かつスムーズに対応できる体制を作っておきましょう。
トラブル・緊急時の対応
トラブル発生時や緊急時にすぐに対応できる運用体制、および仕組みを作っておきましょう。安全に、かつ安定してWebサイトが見られるようにしておくことは、サイト運営の大前提です。
運用していてもっとも多いトラブルは、Webサイトが閲覧できなくなることです。多くはサーバーダウンやシステムの不具合が原因です。Webサイトが閲覧できなくなった場合の原因確定と復旧の方法・対応する担当者を決めておき、いざというときに備えましょう。
そのほか、個人情報を扱う場合は、万が一流出してしまった場合の対応・対策も考えておきましょう。事故後の対応は信用に深くかかわることなので、流出した内容や時期・量などの事実確認を迅速に行う必要があります。
もちろん、そもそもトラブルが起こらないような事前の対策が大切。しかしトラブルを「起こらないこと」と考えず、トラブル防止とトラブル時の対応の2本立てで備えましょう。
Webサイト運用の際の問題点

上記の章で紹介したWebサイト運用の作業を自社で行う場合、よくあるのが次のような問題です。
- Webサイトが社内での運用を前提とした作りになっていない
- 専属で担当できる人がいない
- Webサイトの改善方法がわからない
Webサイトそのものの作りの問題と人材面の問題とに大きく分かれます。
Webサイトそのものの作りの問題
まず、Webサイトを公開することが制作時のゴールになってしまっていて、それ以降の運用を考えていないケースが挙げられます。具体的には、以下のような場合です。
- CMSが導入されていない
- アクセス解析の仕組みが導入されていない、もしくは社内でできる状態になっていない
- サーバー、CMSの保守ができていない
そもそもCMSが導入されていなければ、更新や修正の際にはHTMLを一つひとつ手作業で書き込むことになります。これは非常に手間がかかるうえ、専門的な知識も必要とされます。
またアクセス解析ができなければ、Webサイトの改善やSEO対策もできなくなります。
さらに前述したとおりサーバー、CMSの保守、管理を放置していると、Webサイトが改竄されたり、突然のサーバーダウンに対応できなかったりし、売上の喪失や、ユーザーや検索エンジンの評価を下げることにつながります。
この多くの原因が、専門的な知識をもつ運用者がいないことと、そもそもWebサイトが社内での運用を考えた作りになっていないことに起因します。また、仮に専門知識のある社員がいたとしても退職してしまい、後任の担当者が前任者ほどの高度なスキルと知識を持っていないなどで、運用に失敗するケースも多く見られます。とはいえ、自社で運用するために専任の人材を確保するには、コスト面で難しいかもしれません。であれば、最初からインフラも運用についても無理のない設計にしておくことが大切です。
人材面の問題
Webサイトの目的・目標に照らして改善が必要であるのはわかっていても、具体的な改善方法がわからないケースもあります。これは担当者に経験や具体的な知識が不足している場合です。
また、ECサイトを運営している企業などでは、専任担当者がいたとしても、やるべきことが多くてマンパワーが足りないというケースもあります。
改善を含めた運用ができない期間が長引くほど、ずるずるとサイトの評価は下がっていってしまい、ユーザーに届かないサイトになりかねません。
この部分も、上手く外部の力を借りることが大切です。
Webサイト運用の問題を解決する方法

上の章で挙げた問題を解決するには、社内に専門知識のある適任者がいない場合、知識や実績のある人を新たに採用することも考えられます。ですが先述したように、マーケティングからデザイン、制作、運用までのすべての人材を揃えるには、費用の面での負担が大きく、そのようなことができるのは一部の企業にかぎり、あまり現実的とはいえません。
そこでおすすめしたいのが、Webサイトの運用代行会社に依頼すること。以下でそのメリット、デメリットについて、詳しく説明します。
Webサイトの運用代行会社に依頼する
効率のよい運用のためには、運用代行会社に依頼してプロにお任せするという方法もあります。改善方法がわからない、運用をどのように行っていけばいいかわからないなど、根本的なところから社内では対応しきれない場合もあるでしょう。また改善したい箇所は分かるが、技術的に難しいということもあるかもしれません。そういった場合には代行してもらった方が手っ取り早く問題解決することができます。
もちろんコストはかかりますが、以下のようにメリットの方が多いと言えます。
- 教育の時間・費用・手間がかからない
- 新規採用の手間・時間・コストも不要になる
- 高度かつ最新の専門知識や実績・経験がある人にお願いできる
- 運用レポート等を通じて社内と情報共有することで、自社Webサイトに対する知見が手に入る
- 更新回数や納期など予定通りに進められる
- 既存社員がそれまで通りコアの業務に注力できる
運用代行は、専門のスタッフが対応しますので、タイムラグなしに高品質のサービスが受けられます。目標達成などの効果が出る可能性も高く、かかったコスト以上の利益が期待できます。
ウェブラボならWebサイトの運用をすべておまかせ!

ウェブラボはWebサイトの作成・運用実績が多く、豊富なノウハウを蓄積しています。これまでに携わってきた業種も多岐にわたり、小売販売・メーカー(BtoB)・教育・金融・出版・飲食店などさまざまで、誰もが知っているような大手企業の実績もあります。なかには、10年以上にわたってご依頼いただいている企業もいくつもあります。
当社の運用代行では、次のようなことを行っています。
- 定期的な更新代行(通常のページ制作だけでなく、キャンペーンページやLPの制作、それに伴うバナー制作等)
- アクセス解析の月次レポート
- サイト成長のための改善提案
- サーバーやCMSの管理
- Web集客
ただの現状維持ではない、上向きの運用がご期待いただけます。
コスト面に関しましてWebサイト運用の費用には、インフラ関係と作業関係がありますが、当社ではインフラ関連のコストの内訳を分析して改善方法を提案することも可能です。また作業関係のコストはお客さまの状況に合わせて、月額固定で行うことも従量制で行うことも可能。リーズナブルかつ柔軟に対応し、運用にかかるお客さまのご負担を軽減します。