写真素材サイトのライセンスに気をつけて!

0041以前、「Webサイト用の写真を撮る際に気をつけたい6つのポイント」という記事で、写真撮影の方法を中心にご紹介しました。

しかし実際は自分たちで写真を撮影するのではなく、写真素材サイトから画像をダウンロードして使う場合も多いのではないでしょうか。
そんな時に特に注意しなければならないのが「ライセンス」です。
「フリー素材」「著作権フリー」と明記されているサイトでも、全て自由に使い放題というわけではありません
ライセンスは、サイトそれぞれに、場合によっては写真素材1つ1つに細かく設けられています。
素材サイトが有料か無料かに関わらず、使用する前にそのライセンスの内容をよく確認しなければなりません。
そこで今回は写真素材を利用する際に、特に注意しなければならないポイントを紹介していきます。

①商用利用は可能か

まずはここをよく確認しましょう。
商用とは「金銭が発生する」ことすべてを指します。ここに個人用、ビジネス用サイトの区分は関係なく、画像を引用したコンテンツやモノに対してお金のやり取りが発生する場合、商用サイトとみなされます。広告での素材使用も同様です。
私用とは商用利用とは逆に「金銭のやりとりが発生しない私的利用」を指します。
どちらもOK、私用ならOK、など様々あるので、使用前に必ずチェックしましょう。

②クレジット表記は必要か

クレジット表記とは「画像下部などに撮影者や提供者名を明記」することを言います。このクレジット表記を行えば、サイトの指示する通りの使い方ができるというわけです。

サイトによっては、表記する場所、表記する文言など具体的なクレジット表記の仕方を定めている場合もあるので、その記載方法に従って行います。

③素材掲載元へのリンクや報告は必要か

中には、素材の配布元サイトのURLを明記し、素材を使用するサイトのどこかにリンクを貼らなければいけない、という利用条件を課すケースもあります。

利用する際は指定された方法で、リンクを貼ったり素材を使用する旨を素材掲載元へ報告したりしなければなりません。

④モデルリリースは取得済みか

モデルリリースとは「肖像権の使用許諾書」のこと。

人物写真には必ずモデルがいます。サイトの利用規約とは別に人物の場合はモデルがその素材を利用してよいか、使用する際には名前を記載するなどの条件が付く場合があります。

特に人物写真を利用する際には注意しましょう。

ただし、モデルリリースは肖像権に関係する取り決めなので、個人が特定できない場合はモデルリリースを気にする必要はありません。

例えば足だけ、手だけ、小さい後ろ姿、強い逆光などで完全にシルエットになっている、強くぶれているなどのケースです。

また素材サイトによってはモデルリリース取得済みの素材だけを扱っているところもありますので、よく確認するとよいでしょう。

⑤被写体に特定の印象をもたせていないか

これも、特に人物写真を利用する際に気を付けたい点です。

ざっくり言うと、特定の商品やサービス、団体などに関連付けて使わないで、ということ。

被写体に、吹き出しをつけ、勝手に架空の氏名・年齢などのプロフィールを紐づけ、被写体が特定の商品やサービスを利用しているようにみせるのはNG、というケースが多いです。

例えばサプリメント販売会社が、素材の人物を引用、加工し、あたかもその人が使っているように見せるのはNG、という感じです。

あるいはWeb制作会社のサイトで制作事例を掲載したいとき、お客様の写真があった方が信頼できるので、写真素材サイトから適当な人物の写真をダウンロードし、「主婦 Kさん ○○プランご利用」として紹介するような、本当にサービスを利用したように見せかけることもNGです。

あくまでイメージとしての使用にとどめるか、そういった使い方をNGとしている素材サイトを利用しないか、どちらかで対応すべきです。

⑥改変ができるか

改変とは「元の素材をベースにほかの素材を作る」ことです。

勝手に改変した場合、著作権侵害にあたります。

有料でダウンロードしたものであっても、改変はできない規約を設けている場合がありますので注意しましょう。

⑦再配布は可能か

再配布とは「第三者に渡すこと」です。

素材の著作者、販売者以外の人がそれをコピーし、第三者に渡すことが再配布です。再配布はたいていNGなので注意しましょう。

無料はもちろん有料でダウンロードしたものであっても、再配布は禁止というケースが多いです。

⑧その他禁止事項も忘れずチェック

例えば素材を公序良俗に反しているサイト使うのは禁止しているケース、素材を主要コンテンツとして商品化する、素材を加工無しにそのまま会社やお店のロゴに使うのは禁止、などがあります。

また、①から⑧のルールが組み合わさって設定されているケースもあります。

例えば「①商用利用」をするなら「②クレジット表記」が必要なケースや、「④モデルリリース済み」だが「⑧第三者が画像素材のみをダウンロードできないようにデザインに組み込む」などの条件づけがされていることもあります。

まとめ

今回は写真素材のライセンスというテーマに絞りましたが、ライセンスに関して注意しなければならないのは写真素材に限ったことではありません。イラストや動画、音楽などの素材についても同様です。

トラブルを避けるためにも、権利を侵害しないようによく確認していきましょう。

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