春入社の社員は、そろそろ3ヶ月経ち試用期間が終わる頃ですね。
日報を読んでいると、なかなか思うように仕事を進めることができずに、歯がゆい想いをしている人も多いと思います。
だからと言って、自分には才能が無いとか、向いてないなどと思わないでください。
成長のスピードは、よく二次曲線だと言われます。
「クリティカル・マスの法則」という言葉がありますが、これは「ある一定の段階に達すると、そこからは急激に成長する」 というものです。
経営コンサルタントの石原明さんも「成長曲線を描こう」という本で、同じようなことを言っています。
脳科学者の茂木健一郎氏も、自身の英語学習での経験で、分からないながらも原書をずっと我慢して読んでいたら、ある時から急にスラスラ読めるようになったと言っています。
つまり、最初の、なかなか成果が出ないモヤモヤした期間が結構長くて、それを乗り越えられるかどうかが肝心なのだそうです。
これは会社や製品も一緒だと言われています。
確かに、製品ライフサイクルの前半部分は、同様の曲線を描きます。
このことは「キャズム」という本に詳しく書いてます。
日本には「石の上にも3年」という言葉がありますね。
今みたいに理論書とか無くても、昔の人はちゃんとわかっていたのです。
モヤモヤ期間を超えてグググッと成長曲線が上向いていった時、それをイメージし、そういう局面が来ることを信じて努力し続けよう。