仕事柄、なかなかWebサイトから顧客を獲得できないというご相談を受けることが多いです。
いろいろな原因がありますが、その中の1つに、実際のお客様とWebサイトの訪問者が合致していないというものがあります。
■あなたは自社のお客様像は把握していますよね?
既に何年かビジネスをしている人なら実際に購入してくれた人であり、普段営業活動で対面する商談相手です。
では、御社のWebサイトの訪問者はどんな人でしょうか?
「そりゃ、お客さんですよ!」と言いたい所ですが、本当にそうでしょうか?
実は、Webサイトの訪問者は実際に自社の商品・サービスを購入するお客様とは違う客層だった、ということが結構あるのです。
特に、今の主要なお客様がネット経由で獲得したお客様でない時は、その可能性が高いです。
そういう場合は、正しいお客様像にアプローチできるように集客施策を変えるか、Webサイトの訪問者を成約に至るようにコンテンツ施策を変えるか、どちらかが必要です。
■Webサイトの訪問者がどんな人達なのかGoogle Analyticsを使えば、簡単に調べられます。
Google Analyticsにログインし、画面左のメニューから、ユーザー > ユーザー属性と辿っていくと、訪問者の性別や年齢が確認できます。
画面例
あなたが思っていた数値と同じですか?
それとも思ったいたより若いですか?
その他にも、使用しているブラウザやOSの種類、使用端末の種類なども確認できます。
もう1つ、私がよく使う分析に時間帯分析があります。
これを見ると、訪問者がB2Bの法人ユーザーが多いのか、それともB2Cの個人ユーザーが多いのかが分かることが多いです。
例えば、法人ユーザーだと、こちらの例のように、日中によく見られ、昼休みと夜にアクセスが減ります。
時間帯分析はきちんとやる場合はカスタムレポート機能を使うのですが、長くなるので割愛しますが、簡易にもチェックできます。
ユーザー > 概要と進んで、画面右上の「時間別」のボタンをクリックすると1日毎の数値が見れます。
画面例
先日も、クライアントは個人客が多いと思っていたら、実はWebサイトの訪問者はほとんど法人だったというようなことがありました。
時間がある時に、あなたの思い描くユーザー像がズレていないか、一度、チェックしておきましょう。
