週末は本日開催の21卒学生向け会社説明会のトークシナリオを考えていました。
新卒向け会社説明会はもう今年で5回目なので、去年のベースに少し手直しをして話そうと思っていたのですが、思うところがあり、ほぼ全て書き換えることにしました。
■新卒採用がうまくいったかどうかは、数年経ってみないとわかりません。なぜなら、採用した人がきちんと戦力になっているかどうかが大事だからです。
もしその年に、優秀な人が取れた!成功だ!と思っても、その人たちが戦力にならなかったり、やめてしまっていたとしたら、結果的にはその年の採用活動は失敗だったと言えるからです。
■一般的に、新卒の3年以内の離職率は3割と言われています。
コストをかけて採用して育成して・・・この数字は残念ですよね。当社もご多分に漏れず、この部分は改善の余地があります。
もちろん採用時だけではなく、入社後の環境も大きいと思いますが、採用時点からボタンの掛け違いが少なからずあるのではないかと思うのです。
■これまでは、やはり私のどこかに実際以上に会社をよく見せようという思いがあったのかもしれません。それは入社後のミスマッチにつながります。
当社が採るべき学生は、大手企業を目指す学生とは明らかに違うわけです。
ならばそれはどういう学生なのか、そのことをもっと真剣に考えて、そういう学生に刺さるメッセージを伝えていかなければなりません。
このウェブラボという会社には、私のこれまでの人生観や、職業観、価値観が色濃く反映されています。(かなり職人気質な会社です)
会社のスペックや表層的な制度よりも、そこの部分をしっかり伝えていくるもりです。
逆に、合わない学生には「うちに来ちゃいけないよ」ということを伝わるようにしたい。
週末の間に作ったトークスクリプトは、今までよりぐっと尖ったものになったと思います。
■採用はマーケティングだと言われますが、これってまさにマーケティングです。
できるだけ多くの人にウケようと思うと、メッセージは、どんどんぼんやりしてきて“普通“になります。
逆に、特定の人だけに届けば良いと思って作っていくと、尖ったメッセージができます。
作ったメッセージに鋭さが無いなと思ったら、一度、開き直って、極端にターゲットを絞ってメッセージを作ってみてください。
「こんなに絞って(尖らせて)大丈夫かな」と思うぐらいのものの方が、結果的に良いものができたりします。
