Instagramが「いいね!」数の公開中止を検討!

いいね最近では、企業がInstagramを使って情報を配信することも多くなってきました。

1アカウントあたりのフォロワー数が特に多いファッション業界、メディア業界、食品・飲料業界などを中心に参入している企業も多く、なかでもアパレル業界の「A BATHING APER OFFICIAL」、「MUJI無印良品」、食品系の「Tasty Japan」「DELISH KITCHEN – デリッシュキッチン」「kurashiru [クラシル]」、エンタメ業界の「TokyoDisneyResort 東京ディズニーリゾート」、外食の「スターバックス」がフォロワー数100万人を超えています(2018年調べ)。

これらいわゆる”モンスター”アカウントの中には、たった1投稿で『いいね!』などのエンゲージメントを1万以上(「TokyoDisneyResort 東京ディズニーリゾート」に至っては10万超)集めるものもあり、フォロワーの心をとらえて離さない様子。

ですが、ここにきてInstagramを管理しているFacebook社は『いいね!』の数について公開中止を検討していると発表しました。

『いいね!』数、公開中止の理由

Instagramユーザーもいいね!の数は、投稿する際も閲覧する際も気になる指標としている方は多いかと思います。これがなくなると戸惑う人も多いのではないでしょうか。

最近では『いいね!』をいかに多く集めるかが、Instagramの利用目的となっているケースも見られます。

『いいね!』の数を多く集めると目的を持った利用者が増えれば、数多くの『いいね!』は羨望の的へとかわっていきます。

それは、やがて『いいね!』が意味するのは表面的な感想にとどまらず、深層心理的には多くの人と自分の感性が同じと考え、安心感を得るようなものとして、あるいは逆に『いいね!』をしない人は自分とは違うと考え、そこに排他性を見出すようなアイコンと思っても不思議ではありません。

『いいね!』はある種の群集心理の写し鏡としても機能する可能性がある…。

そういった背景から、Instagramは最近問題になっている群衆心理的なユーザー行動を、『いいね!』を見せなくすることでの抑制を狙っているようです。

またInstagramは、「我々はユーザーが単に投稿の『いいね!』数に注目するのではなく、フォローしている相手のコンテンツそのものに注意を払うよう期待している。今回のプロトタイプでは、実際に投稿したユーザーだけが自分の投稿の『いいね!』数を見ることができるユーザーインターフェイスをテストしている」。として、『いいね!』抑制大作戦に先駆けて、新機能の発表を行いました。

導入された新機能とは

新機能は『いいね!』表示の一部抑制です。

すでにカナダでは、投稿を見る側の人からは、『いいね!』の数がわからないようにする実験が行われています。

投稿の閲覧者は『いいね!』の数は見えませんが、投稿した人は『いいね!』ウィンドウを開けば、投稿にハートマークを付けたすべての人の名前を確認できますので、閲覧は可能です。

また、Instagramは最近、プロフィールのデザインを変更して、フォロワーの数をそれほど目立たないようにしている点も、『いいね!』数表記に絡む改修とみられています。

『いいね!』数が見られないことによるプロモーション上の懸念

現在は、「インスタグラマー」と呼ばれるインフルエンサーが報酬付きのプロモーションに抜擢されたり、スポンサー付きのコンテンツを投稿したりするなど、企業のプロモーション活動に一役買っています。

インフルエンサーの実力は、『いいね!』の数や『いいね!』を付けた人のリストのスクリーンショットで判断される場合が多く、もし『いいね!』数が非公開となってしまった場合、これまでのようなプロモーションが行いにくくなってしまう点は注目すべきです。

いじめとの闘い

また今のところ、どちらかというと他者との差異化に一役買っているInstagramが、今後はいじめを防ぐだけでなく、いじめに対するインターネット上の戦いを主導していくとの決意表明をしています。

いじめと戦っていくための機能として

  • ユーザーが何か攻撃的なコメントをしようとしている場合にそれを警告してくれる「ナッジ※」機能※ナッジとは仕向ける、誘導するなどの意
  • 「アウェイモード」は、アカウントを削除することなく、継続的に届いていた通知から解放される機能
  • ユーザーが特定の相手とやりとりする際の限度(コメントはブロック、いいね!はできるなど)を設定できる「交流の管理」機能

こういった機能はテスト段階なので、導入されるかどうかは未定です。いじめに効果があれば導入するというニュアンスで発表されています。

まとめ

これまで、『いいね!』をもらうために「インスタ映え」を狙った食べ物や景観を撮影するユーザーがマナー違反をしていると、度々問題になっていました。

このようなユーザーインターフェイスの変更は、インフルエンサーには不利に働きますが、ユーザーが群衆心理で暴走するのを抑えるのには役立つと考えられます。

ただ一方で、Webサイトのプロモーション利用という観点からは『いいね!』数の見えない化は、ダメージを受ける可能性があります。

今一度、自社のWebサイトのSEO対策をするなどを行うのも良いかもしれません。

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