気づけばとても身近になったオープンソースソフトウェア

少し前ですが、日経BPでこんな記事が流れました。

■オープンソース最前線

『ユーザーの選択肢拡大のために日本政府はOSSを推進する』
http://nikkeibp.jp/style/biz/marketing/opensource/050920_oss/
OSSというのは、オープンソースソフトウェアのことです。オープン
ソースの意味が分からないという方はこちらをご覧ください↓
http://e-words.jp/w/E382AAE383BCE38397E383B3E382BDE383BCE382B9.html

簡単に言えば「プログラムの実行ファイルとソースコードが、無償で配布され、かつ他人が利用することを認めたソフトウェア」です。

OSSのメリットとしては、無償なので導入する側としてはコスト削減になるということと、多くの技術者が開発に携わるために質の高いプログラムが出来上がるといった事が挙げられます。

反面、デメリットとしては、商用ソフトでは当たり前のサポートが受けられないという事があります。マニュアル等のドキュメント類も少なく、商用ソフトに比べてとっつきにくいものが多いです。

さて、この記事は、日本・韓国・中国政府が協力してフォーラムを設置し、OSSを推進しているという内容です。

それぞれの国がOSSのメリットとして感じている部分は若干異なるようですが、日本政府は、次の3点でOSSを推進したいと考えていると述べています。
  1. ユーザーにメーカー製以外のソフトを選択肢として提供したい

  2. ソースコードが公開されていないソフトは、内部の構造が全く分からないため、セキュリティ上の不安がある
  3. OSやデータベースの分野でアメリカ企業に圧される形で日本の技術者が育たなくなっている、それを何とかしたい

日本政府がなぜこんなことをしているのか、ネットで調べてみました。すると大きな理由に、OSS開発を推進する技術者が、海外に比べて不足していて、これはアメリカに対してだけでなく、中国等のアジア諸国と比べてもそうで、日本政府はそこに危機感を抱いているようです。

オープンソースの世界は、利益だけでは語れない思想とか文化的な側面もあり、どうすれば今以上にOSS推進が可能になるのかは、正直私もよく分かっていません。

ただ、ボランティアで無い限り、技術者も企業もやはり日々の生活の糧を手に入れるということが第1優先ですから、国が推進する以上は、OSS推進に関わる技術者や企業がそこからきちんと利益を生み出せるかどうかということを同時に考えていかなければならないと感じます。

例えば、OSSとして最も代表的なのがLinuxですが、国内では、バックアップ体制がしっかりしているWindows系OSに比べ、人材不足が長く叫ばれています。やっとLinux自体の知名度とオープンソースへの企業の理解が進み導入数が増えることで改善しつつあります。

政府や自治体も、Linuxはじめ、庁内のソフトウェアにあえてオープンソースを採用したり、対策を講じているようです。

さて一口にOSSと言った場合、みなさんはどのようなものをイメージしますか?

Linux以外にも実は優秀なソフトウェアがたくさんあります。
先日、このメルマガでも紹介しましたOpenOfficeもその1つですね。
他にも有名なところで、ざっと列挙すると・・・

[CRM] SugarCRM
http://opensource.e-kensyu.net/sugardoc/

[ポータルサイト構築] XOOPS
http://jp.xoops.org/

[EC] osCommerce

http://www.bitscope.co.jp/tep/

[DBMS] PoatgreSQL , MySQL

http://www.postgresql.jp/
http://www.mysql.gr.jp/

他にも挙げたらきりがありません。

もう何年もネット業界で働いていますが、数年前に比べたら、間違いなくOSSは身近な存在になってきました。
今後も実用レベルで安価に利用できるOSSがどんどん出てくるでしょう。注目したいと思います。
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