あなたは専門家と話をしていて何を言っているのか分からなくてイライラした経験、ありませんか?
私の場合は、よくあるのが経理と話をしている時です。
先日も、社会保険の手続きについて話をした際に、何を言っているのかよく分からず、イライラしました。
■「もっと分かりやすく話せ」ってことなんですけど、分かりやすくするには、もっとゆっくり話すとか、専門用語を使わないとか、いろいろありますが、一番大事なのは、「段階的開示」をしているかどうかです。
「段階的開示」という言葉はJ.M.ケラーという人が『学習意欲をデザインする』という本で最初に使いました。
「段階的開示」とは何かというと、相手が必要としているタイミングで必要としている情報だけを示していく、ということです。。
分かりやすくするために、ちょっと極端な例ですけど、
例えば、初めて経済の勉強をするときに、いきなり消費関数から教えられると、もう絶対にやる気なくすと思います。
でも、池上彰さんのように、初歩から、身近な事例なんかも交えてやさしく教えられたらもっと詳しく知りたいと思いますよね!?
■Webサイトも同様です。
初めて、御社のWebサイトに訪問した人に「段階的開示」をしていかなければなりません。
そのためには、訪問してくれる人、つまり御社のターゲットが持っている知識の前提条件を知っておかなければなりません。
同じWeb業界でも、大手企業のWeb担当者を相手にしている制作会社と、起業したばかりの、あまりネットに詳しくない人を相手にする制作会社とでは当たり前ですが、TOPページでの表現も全く変わってきます。
初心者の人には、本当に基礎的なことから分かりやすく話した方が伝わりますし、逆に経験豊富な担当者に同じ話し方をしたらイライラされてしまいます。
・読者は誰か
・何を知りたいのか
・知識レベルはどのくらいか
・どういう順番で伝えたら伝わるか
「段階的開示」意識してみてください。
