大学時代の友人のA君から、かなり気合を入れてランディングページを作ったのに、Google アナリティクスを見ても、閲覧時間が全然伸びない!
いろいろと写真を追加したりコピーを修正したりしているけど、改善されない、どうしたら良いか?と相談されました。
あなただったら、これにどう答えますか?
真剣に改善案を回答しますか?
それとも自分で考えろと突き放しますか?
山浦の答えは、、、
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「それはしょうがない」です。
■こういう場合は、突き放すべきだとかそういう話ではありません。
技術的にしょうがない話なのです。
Google アナリティクスに限らず、一般的なアクセス解析プログラムがそもそもどのようにページの閲覧時間を計測しているかを理解すれば納得できるはずです。
■例えば、ユーザーがページAを見た後にページBに行ったとすると、Googleアナリティクスは、ページBに着いた時間からページAに着いた時間を差し引いて滞在時間とします。
だから、もしページBが外部サイトだった場合は計測できないんです。
例えば、ユーザーが次のように行動したとします。
ページAに10秒滞在
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ページBに25秒滞在
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ページCに15秒滞在
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(外部サイトへ離脱)
このサイトにユーザーが滞在した時間は、実際は50秒ですよね。
でも、Googleアナリティクスには35秒と記録されてしまうんです。
なぜなら、このユーザーが外部サイトにいつ離脱したのか分からないから、ページCの滞在時間が0秒となってしまうためです。
■ランディングページの場合は、半分以上の人がフォームに辿り着かずに離脱してしまいます。
離脱してしまった人の滞在時間は実際には3秒いた人も10分いた人も等しく“0秒”と記録されてしまう。
ですから、滞在時間が伸びないんです。
フォームに進んだ人だけの滞在時間を抽出するとかはできますが、それはあくまでフォームに進んだ人の滞在時間であって、そのページの平均滞在時間ではありません。
■結局、ランディングページの場合は、滞在時間をKPIにするのはふさわしくないのです。
今だったら、Googleアナリティクスではなく、少し費用はかかりますが、ヒートマップのアクセス解析プログラム等を使った方が、ランディングページ改善に役立つ情報が得られます。
