来週から大型連休が始まります。
お正月でもないのに10連休なんてしても良いのでしょうか?
そんな風に思う私は、昭和な人なんだと思います。子ども達「土曜日も学校行けよ」って思うし。
■10連休、お休みですか?
それともお仕事しますか?
お店などをされている方はそもそもお仕事なのかもしれません。
当社も10連休で、私も少しリフレッシュしたいと思っていますが、最近は、何かと予定に追われてしまい、冷静に考えをまとめたりする為のまとまった時間がとれないので、少し頭を整理する時間を持とうと思っています。
このメルマガの読者は経営者や事業責任者の方が多いので、同じようなことを考えている方も多いのではないでしょうか。
頭を整理するといっても、漠然とプランニングをしても、多少一時的な売上にはなるかもしれないですが、ただタスクを増やすだけになりがちです。
どういう方向性で整理していくか、そこが大事だと思っています。
■最近、マイケル・E. ガーバー氏の書籍『はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術』を何度も読み返しています。
詳しくここで紹介する必要もない位、有名な本ですね。
本の帯には、『世界16カ国で翻訳、累計700万部売れた起業のバイブル。米国・成長起業家500社のCEOがNo1に選んだ本』とあります。
一言で言えば、経営者がいかに職人仕事から抜け出し、システムで経営していくことが大切かを説いた本です。
私は現場に戻ってプレイヤーをやりがちな癖を持っていまして、最近またその傾向が強くなってきてしまっていました。経営者が“経営者”ではなく、一番仕事ができる“社員”になってしまっている。
ガーバー氏は「それを続けていると事業はまた幼少期に逆戻りするよ」と警鐘を鳴らしてくれます。
■私は規模が全てだとは全く思っていませんが、なぜ、同じ弁護士事務所なのに何年経っても数人規模の事務所もあれば、数年で100人以上の従業員をかかえるほどになる事務所もあるのでしょうか?
弁護士としての能力に差があるからでしょうか?
そうではないですよね。
それはWeb業界も同じです。
経営者の視点や考え方が根本的に違うのだと思うのです。
最後に、私のお気に入りの一節をご紹介します。
経営者は次の質問に答えなければならない。
どうすれば個人の能力に頼らなくても、顧客の期待を満たすことができるだろうか?
これは言い換えれば、どうすれば人ではなくシステムに依存した事業をつくることが
できるのか?ということである。
<略>
私は人が重要ではないと言うつもりはない。それどころか、システムに生命を吹き込
むのは人である。
システムの重要性を理解している人たち(あなたの従業員はみんなそうでなければな
らない)は、システムを改良することで、事業全体を改革するのである。
『はじめの一歩を踏み出そう』P121より