「セマンティックWeb」でネットの世界は変わる

私のクライアントで勉強熱心なWさんとお話をしていた時のこと。

Wさん「先日メルマガでRSSのお話してたよね?
    おかげさまでRSSリーダー使い始めて、あれいいね!」

山浦「いいですよね」

Wさん「これからは俺もIT系だから!ガハハハッ」

山浦「・・・・・そっ、そうですね。RSSはブログとか今流行りの
   ポッドキャスティングのコア技術ですから、まさに旬な技術
   ですよ。
   RSSの仕組みというか概念自体はすごくシンプルなんですよね。
   だから逆に可能性があるとも思います」

Wさん「そうそう。セマンティックウェッブ!」

山浦「おっ、よく知ってますね。」

Wさん「ガハハハッ、でもよくわからん!」

山浦「・・・ ^^;」

「セマンティックWeb」は今、Webの世界で起こっている大きな流れを表してる重要キーワードの1つです。
もうずいぶんWeb業界にいますが、この大きな流れは、何となく大きなパラダイシフトを起こす匂いがプンプンします。
みなさんの中にももしかしたら「セマンティックWeb」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、あらためてここで簡単に説明してみます。

セマンティックWebというのは、簡単に言うと「Web上のデータ(情報)を機械的に処理するための技術の枠組み」で、Webの生みの親であるティム・バーナーズ=リーいう人が提唱しているものです。

例えば、東京の中野にある歯医者を探す時に、検索エンジンで「中野」と「歯医者」という検索キーワードを入力すると思いますが、この時に歯医者をしている中野さんも抽出されてしまいます。
人間であれば区別できますが、機械はできない。
ですが、もし「中野」というデータにそれが人名なのか地名なのかのデータが付随していたらどうでしょう。機械でも判別できるようになりますよね!?

これは1つの例ですが、こういう問題を解決するために、そのデータがどんなデータなのかを示すデータ(メタデータと言います)とセットにすることで、情報の精度を高めて効率化を図っていこうというものです。

冒頭のRSSも、タイトル、アドレス、見出し、要約といった情報をきちんと定義されたフォーマットに落とし込むことで、コンピュータが処理しやすい形にしています。それによって、デザインも作り方も違う複数のホームページやブログから効率的に情報収集が可能になるわけです。RSSは「セマンティックWeb」を語るときにかかせない技術です。

ちなみに余談ですが(でもないかな ^^;)、「セマンティックWeb」や「RSS」「ブログ」といったものは、業界では「Web 2.0」というくくりで語られることがあります。
「Web2.0」って何?と言われると、上手く説明できないのですが(実際に業界でも明確な定義は無く、無意味なマーケティング用語だという人もいる)、とにかくRSSやブログなどは「Web2.0」的な技術ということになっています。
「Web2.0」という言葉には、「今までのWebからは技術も概念もバージョンアップされたもの」という意図を強く感じますよね。

とにかくちょっと乱暴ですけれども、
・Webの世界は「セマンティックWeb」的になっていく
・その流れの中で、RSSやblog、SNSなどが出てきてさらに進化する
・同時に広告も検索技術も進化する
と覚えておきましょう。

さて、この大きな流れの中で、Web制作者として無視できない重要ワードがあります。それは「Web標準」という言葉です。
Webデザイナーは「Web標準」に対応できなければ生き残っていけない、そういう重要なものです。
当然、HPを展開する企業にとっても必須の課題です。
次回、この「Web標準」ということについて説明します。

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