【GA4へ自動移行】GA4へのUAの同化

2023.04.27　Posted by nakai.n

UA(Universal Analytics)からGA4(Google Analytics4)への移行が7月に迫っています。設定はとても面倒で分かりづらいため、移行作業に追われている方、先延ばしにされている方も多いのではないでしょうか。

しかしそんな中2023年2月、Googleより新たなアナウンスがなされました。アナウンスによると2023年3月以降、UAプロパティの設定を引き継いだGA4プロパティが自動作成・設定されるというのです。具体的には、以下の2点が大きな変更点です。

オプトアウト(GA4 プロパティの自動作成を停止)しない限り、ユニバーサルアナリティクスプロパティの設定に基づいてGA4プロパティが自動的に作成される。
GA4 プロパティを作成済みで、そのプロパティがユニバーサルアナリティクスプロパティに接続されている場合、オプトアウトしない限り、GA4 プロパティで完了としてマークされていない設定（目標、オーディエンスなど）がユニバーサルアナリティクスプロパティからコピーされる。

あの面倒な移行作業を自動で行ってくれるなんて、さすがGoogleだ！と言いたいところですが、そのアナウンス内ではこのような注意書きがあります。

「データの品質を確保するために、自動的に移行される前にユニバーサルアナリティクスの設定を手動で GA4に移行することを強くおすすめします。」

自動でやってくれるのなら、自動で設定をした方が簡単で良いのでは？と思った方も多いでしょう。しかし、なぜ手動でした方がいいのでしょうか？今回は、自動作成のデメリットと、今からでも間に合う手動作成の方法をご紹介します。

そもそもGA4がいったいどのようなものなのかよくわかっていないという方は、弊社の下記のコンテンツで基本理解を深めてください。

次世代GA4(Googleアナリティクス4) ～基本の理解
https://www.weblab.co.jp/blog/staff/marketing/12776.html

自動作成・移行対象となるプロパティ

GA4へ自動作成される対象は、次のプロパティです。

ただし、有償版UA(UA360)を利用している場合やオプトアウトしている場合は自動処理の対象外となります。有償版を使用しているのか分からない場合は、プロパティをご確認ください。”360″と表示されていれば、有償版の利用だと判断できます。

アナリティクスのヘルプには”データの品質を確保するために、自動的に移行される前にユニバーサルアナリティクスの設定を手動で GA4に移行することを強くおすすめします。”という注意書きがあります。一体なぜなのでしょうか。

自動移行することで簡単にコンバージョン計測の設定まで自動で設定してくれますが、この自動設定には、次のようなデメリットがあります。
【プロパティ自動作成のデメリット】

上記の点から、正しくないデータを収集することになる可能性があります。そのため、正しく品質の高いデータ収集のためにも手動で設定することをお勧めします。

オプトアウトすることで可能でしたが、既に自動作成されている場合はGA４とUAの接続を解除することで対応可能です。3月以降については、順次自動作成されるため、下記手順を行った後に通常通りGA4プロパティ作成・設定を行ってください。

オプトアウトの手順は次のとおりです。

GA４とUAの接続解除の手順は次のとおりです。

せっかくの自動設定ですが、上記の理由により手動での設定が推奨されているため、煩雑な移行作業が必要となります。
ウェブラボではGA4移行設定代行を行っていますので、移行方法が分からない際はお問い合わせください。

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