SEOの注意点!キーワードカニバリゼーションとは
あるキーワードで検索をした際、検索結果に「同じホームページの異なる複数のページが表示されていた」という経験はありませんか?それは「キーワードカニバリゼーション」が起きている可能性大です!
今回は、キーワードカニバリゼーションとは、どのような現象なのか、具体的な解決策はないのかについてわかりやすく解説していきます。
目次
キーワードカニバリゼーションってどんな現象?
カニバリゼーションとは、共食いを意味しています。SEOでは、あるキーワードでホームページ内に存在しているいくつかのページが競合してしまうことを指します。
キーワードカニバリゼーションが発生すると、同一キーワードで同一ホームページが競合するため、お互いの利益を奪い合うことになってしまいます。
カニバリゼーションはなぜ起きてしまうのか
同じキーワードを使ったコンテンツを作成していると、Googleの検索エンジンは混乱します。
検索エンジンからすると、特定のキーワードに対して適切なページが複数あるため、どのページを検索結果として表示させるべきなのか正しく判断できないのです。
その結果、ページへの評価が分散され、ホームページ全体の評価が下がると言われています。
しかし、なぜキーワードカニバリゼーションは発生してしまうのでしょうか。
その理由は、下記のとおりです。
タイトルタグが似ている場合
同一のテーマやキーワードでSEO記事を作成する際、タイトルタグ内に同じ言葉を入れていると、キーワードカニバリゼーションが起きることがあります。
キーワードの一部を少し変えたからといって、確実にキーワードカニバリゼーションへ対策できると断言はできません。
なぜなら、同じ意味合いであれば、Googleが同一のものと認知してしまうことがあるからです。
コンテンツの内容が似ている場合
上手くいったコンテンツについては、書き方を工夫することで類似コンテンツを作成したくなりますよね。
しかし、同一ホームページ内に類似コンテンツが存在するとキーワードカニバリゼーションを起こす原因となります。
言い方を工夫しただけでは、どうしてもキーワードやコンテンツの方向性が類似してしまいます。
微妙に方向性を変えていても、Googleは正しく評価できるとは限らないため、注意しなければいけません。
キーワードカニバリゼーションでこんな場合は要注意!
検索結果の1位と2位など、上位に自社のページが表示されている場合は、大きな問題はありません。気を付けたいのは、上位ではないところで複数のページが表示されている場合です。
1ページに集約されていれば、上位表示される可能性があるページの評価が分散されてしまっているのかもしれません。
カニバリゼーションの解決策
では、キーワードカニバリゼーションが発生した場合、どのようなことを行えば問題を解決できるのでしょうか。解決先は、次のとおりです。
タイトルタグの見直し
「SEO 記事作成」というタイトルタグでキーワードカニバリゼーションが発生しているのであれば、上位表示を目指す記事のタイトルタグは変えずに、類似コンテンツのタイトルタグを見直しましょう。
たとえば、「SEO 記事作成 外注」とすれば、類似コンテンツの記事の方向性を大きく変えることができます。
ページコンテンツの見直し
もし、類似コンテンツとして判断されているのであれば、タイトルタグを修正したうえでページコンテンツの見直しも行いましょう。
リライトした程度のコンテンツが多数発見されるのであれば、思いきって削除しても良いでしょう。
削除した部分には、タイトルタグとマッチするコンテンツを新しく追加して、Googleから類似コンテンツと判断されないようにしましょう。
最近は、コンテンツの類似性チェックツールも数多く登場しているため、そのようなツールを使いながら記事に問題がないか比較してみましょう。
ページをひとまとめにする
SEO上、同じようなコンテンツとして判断されているのであれば、ページをひとまとめにすることでGoogleからの評価の分散を防ぐことができます。この方法なら、コンテンツの文字数はもちろん、情報の網羅性もアップできるため、検索順位が上がりやすくなります。
キーワードカニバリゼーションへの対策としては、非常に有効な方法なので「記事が似通っており、ひとつにまとめられそう」と思うのであれば、ぜひ試してみてください。
まとめ
今回はキーワードカニバリゼーションについて取り上げました。
何も対策をしなければせっかく自社でコンテンツを増やしていても、コンテンツ同士が競合してしまい検索エンジンからの評価が下がってしまう可能性があります。
キーワードカニバリゼーションによる問題は、タイトルタグやページコンテンツの見直しで改善していくことができます。
これを機に一度ホームページの見直しをしてみてはいかがでしょうか?
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