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Instagramが2020年12月に改定した規約の内容とは?キャンペーンを企画する際は要注意!

2021.03.11 Posted by

スクロールエフェクトを効果的に活用してみよう昨年末、Instagramの利用規約改定が話題になりました(有効になった日は2020年12月20日)。WebサイトでもSNSと連携したキャンペーンを企画・告知することは多いですが、うっかりしていると「規約違反してしまった」や「規約違反でアカウントに制限を受けた」という事態になってしまうかもしれません。
規約違反は企業の信頼に関わります。そういった事態にならないよう、Web担当者はポイントをおさえてキャンペーンを展開していきましょう。
 

これまでの「Instagramを使用したキャンペーン」とはどういったものだったのか

過去、Instagramを使用したキャンペーンでは、フォローやいいね、特定のハッシュタグをつけた投稿や外部アプリの機能を使用したシェアをお願いするケースが多くありました。そのお願い(仕事の依頼)に対するインセンティブ(報酬)は、次のようなものです。
 

  • 投稿した写真が投稿者自身にとって喜ばしい使い方をされる(優秀な写真、と紹介される)
  • 抽選で発売予定の商品をプレゼント
  • オンラインショップで使える50%オフのクーポンをプレゼント

 

このように、企業の要望通りに行動すれば、何かしらの見返りがあるケースがほとんどでした。
 
ただし、景品等のインセンティブを与えて手当たり次第にエンゲージメントを増やす戦略は「エンゲージメントベイト」と呼ばれ、これまでも許可されていません。
 
過去問題なく行われてきたキャンペーンは、推奨されていたわけではなく「とりわけ悪質なものではなかったためおとがめなしであった」と思われます。しかし、そういった行為に対して、明確な規約が設定されました。
 

規約改定の概要

Instagramを使用したキャンペーンに関わる特に注目されている規約は、次の2つのものです。

・1つめ

有意義で心のこもったやり取りを大切にしてください。
「いいね!」、フォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し連絡したりしないでください。スパムのない環境を維持しましょう。「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、現金や現金同等物の提供を申し出たりしないでください。誤解を招く偽のユーザーレビューや評価の提供、勧誘、取引に関与したり、これらの行為を促進、奨励、助長、承認するようなコンテンツを投稿しないでください。

(引用元:コミュニティガイドライン | Instagramヘルプセンター https://ja-jp.facebook.com/help/instagram/477434105621119)

 
Instagramの規約によると、フォローやいいね、コメントなどのアクションをユーザーに促し、そのインセンティブとして景品等を提供する行為がガイドライン違反になりました。
これまでよく見かけた「フォローしてくれた方の中から抽選で〇名様に〇〇が当たります!」のようなキャンペーンはNGです。
 
ただし、あくまで「有意義で心のこもったやり取りを大切にしてください。」と規約に記載があります。たとえば、過去のキャンペーンの例としてあげた「投稿した写真が投稿者自身にとって喜ばしい使い方をされる(優秀な写真と紹介されるなど)」のような、ユーザーとのコミュニケーションを主軸においたキャンペーンであれば問題ない可能性があります。
 
とはいえ最終的に判断するのはInstagram側(Facebook社)のため「これなら絶対にOK」と言い切れないのが難しいところです。
 

・2つめ

コンテンツに誤ったタグを付けたり、そうするように他の利用者を仕向けることはできません(利用者が写っていない写真に利用者自身をタグ付けするよう仕向けるなど)。

(引用元:プロモーションガイドライン | Instagramヘルプセンター https://www.facebook.com/help/instagram/179379842258600)

 
つまり「写真に対して関連性のないタグをつけるようお願いするキャンペーン」はルール違反となります。そのため、キャンペーンへの参加を促す際は、誤解を招くようなタグをつけることを参加条件にしてはいけません。
 
注意したいのがInstagramには「ハッシュタグ」と「タグ付け」がある点です。
ハッシュタグとは、「#」がついたキーワードのことで、投稿をキーワードで分類することができ、検索にも使用されています。
タグ付けとは、投稿した写真に、特定のアカウント情報を紐付けできる機能で、投稿写真に写っている人や物のアカウントを「タグ付け」すると写真のすみに人のマークが付きます。その写真をタップすると紐付けられたアカウント名が表示され、リンクになっているのでアカウントに簡単に移動できます。
ガイドラインでは「タグを付ける」「タグ付け」としかでてこないため判別しづらいですが、モラル的に解釈するとどちらも該当する可能性が高いため注意が必要です。
 

なぜキャンペーンにより厳しい規約に改定されたのか?

Instagramは、ヘルプページ(https://help.instagram.com/313829416281232)にて「おすすめ対象にならない」コンテンツを定めています。ここにのっているコンテンツは「おすすめできない」=「Instagramのポリシーに適さない」といえるでしょう。
景品等を提供するようなキャンペーン関連の投稿は、その中の「多くの利用者が嫌いと答えたコンテンツ」に該当しています。そのため、規約の改定はInstagramの「ユーザーを第一に考えた判断」と思われます。
 

まとめ

Instagramのキャンペーンはよく見かけるから大丈夫、とあやふやなままでいると思わぬところで規約に違反してしまうかもしれません。規約は文字が細かく難しく感じるかもしれませんが、ぜひ一読してみてください。
 
SNS含め、サービスの規約はずっと同じとは限りません。Webサイトを使用した企画の広報を担当しているのなら、日頃からニュースをチェックして規約に変更がないか確認しておきましょう。
 

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