内部対策チューニングだけで上位表示できる場合、できない場合

当社はWeb制作会社です。
SEO対策も行いますが、基本的にはWeb制作の一環として行っています。

しかし、最近は、Webサイトのリニューアルは他社でやってしまったので、SEO対策だけお願いしたいという依頼をちょくちょくいただくようになりました。

やはりWeb制作をご依頼してくださるお客様が優先なので、このような依頼はあまり積極的には受けていないのですが、先日、昔からのお得意様からのご紹介でとあるコンサルテイング会社のWebサイトを見て欲しいと言われてしまいました。

その会社は「M&A」や「事業継承」といったキーワードで上位表示させたいと言っているそうです。

難しいキーワードです。

断りきれず、打ち合わせ前に少し調べてみました。

競合は「M&Aの基礎知識」とか、わかりやすくて充実したコンテンツがあるのに、その会社にはサービス案内ぐらいしかありません。そりゃ、圏外だよね。。。

■打ち合わせでは、簡単な競合との比較表を見せて、なんで上位表示できないのかを説明しました。

でも、先方は、お金を出して、プロに頼んでチューニングさえしてもらえば、上位表示できると思っているようです。

そうじゃなく、今は昔と違い、Googleも賢いのでちゃんとコンテンツを充実させて良いサイトを作らないと、上位表示できないですよ、長期的な視点で取り組まないと１年後も今のままですよ！

と、しつこく伝えました。

■確かにチューニングだけで上位表示できる場合はあります。

昔、京都の料亭をお手伝いした時、当時はあまり競合がまともなWebサイトを持っていなかったので「京都 料亭」や「京都 接待」のようなキーワードで面白いようにお客さんが取れました。

SEOは相対評価なので、狙っているキーワードの競合サイトがショボければ、割りと内部対策と言われるチューニングだけで上位表示できますが、競合にしっかりとしたWebサイトが多い場合は、その競合サイトよりも充実した良いWebサイトを立ち上げる必要があります。

■その後、先のコンサルティング会社には自分たちでコンテンツを作る気はあまり無いようなので、SEOのチューニングだけでなく、コンテンツ制作も合わせた見積りを提出してきました。

先週に、メールで返信があって、
「まずはチューニングの方だけお願いします」
だって。

俺の話、聞いてたんかい！（泣