覚えておこう「バナーブラインドネス」の基本

サイトに貼られたバナーは、運営側の意図に反してネットユーザーの目に留まらない場合があり、この現象は「バナーブラインドネス」(バナー画像の不視認)と呼ばれています。
サイト上にあまりにも多くのバナー広告があふれており、その大半がサイト内容とは関係のない広告ばかりなため、ユーザーが無意識にバナーを見ないようにしている状態のことです。
歩行者が電柱の「巻き看板」にほとんど気付かないのと同様な現象といってよいでしょう。
ユーザーがバナー広告を無視するという「バナーブラインドネス」はすでに10年以上も前から人間工学的視点で科学的な研究が進んでいます。
現在のバナーに対するユーザビリティテストの結果としては、仮にサイト内容に関係性があるバナーであっても、ユーザーがそれを広告と認識すれば、バナーブラインドネス状態になるといわれています。
サイト運営者としては、ユーザーにぜひ見てもらいたい内容であれば、手軽なバナーリンクやテキストリンクではなく、時間をかけて作成した画像バナーの方がよいと思いがちです。しかし、これはバナーブラインドネスの観点から考慮すると誤っている可能性もあるのです。
バナーブラインドネスを回避し、ホームページの内容を充実させるためには、十分なスペースに画像と複合リンクを併せて表示するなどの工夫が望ましいでしょう。
関連記事こちらの記事も合わせてどうぞ。
2025.03.21
ホームページ担当者なら気をつけたい!画像の著作権侵害とライセンス証明
2025.03.14
お問い合わせフォームからのスパムメールが多すぎる?企業が今すぐできる対策
2025.02.20