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伝わる文章を書くために 「てにをは」を正しく使おう!

2017.06.09 Posted by

みなさんは会社で上司から「てにをは」が間違っている!などの指摘を受けたことがありますか?
新入社員時代に経験のある方も多いのではないでしょうか。
現在では立場も変わり、新人の書いたメールや報告書を見て、「なんだこれ?どういう意味なんだ?」と憤慨している方もいるのでは?

まず「てにをは」って何?

「てにをは」は、漢文の四隅にある「ヲコト点」に由来しています。このヲコト点を左下から時計回りで読んだ場合、「てにをは」となることからこのように名づけられたと考えられています。
現在は日常的に漢文を読むことは無くなりましたが、助詞の使い方がおかしい、「てにをは」が間違いっているせいで話のつじつまが合わない場合、「てにをは」があっていないとして指摘されるのが普通です。
この「てにをは」は、外国語にはない日本語特有の表現で、日本語の難しさを象徴する特徴の一つです。英語をはじめとする他の外国語には前後の文脈によって~は、~が、~を、~に、を使い分ける習慣はありません。英語の前置詞のようなものとも言えなくも有りませんが、前置詞は使い方が間違っていればすぐにその間違いがわかる反面、その使い分けによってニュアンスが微妙に違ってくる点が、「てにをは」の最大の特徴なのです。繊細なんですね。

「てにをは」をチェックしよう!

ではひとつ質問です。

Aさんに頼る
Aさんを頼る
この違いってわかりますか?

自分がAさんを頼る、という行動は同じです。
しかし「を頼る」の場合は、大勢のなかから「Aさんを頼る」という、どこか心理的に遠いニュアンスがあります。
Aさん「に頼る」と言う時は、他に頼る人がいない、もしくはAさんしか頼れないため、「Aさんに頼る」というニュアンスになります。

ではこの違いは説明できますか?

カルパッチョはおいしい
カルパッチョがおいしい

このセリフをたとえばレストランなど、実際に料理がある場面であなたがほかの人から聞いた場合を考えてみてください。
「カルパッチョはおいしい」と言うと、単にカルパッチョ好きであることを伝えようとしているのかな、という印象を受けますよね。
「カルパッチョがおいしい」と言うと、出てきた料理の中でも特に「カルパッチョが」おいしかった、という解釈をするはずです。
あなたがレストランを選んだなら、カルパッチョがおいしいと言われれば、悪い気はしないでしょう。料理をふるまった場合も●●がおいしいと言われれば、心の中でガッツポーズしますよね。
このように、感覚的にはわかっていても、言葉で説明するとなると正しく理解していないと難しくなります。
自分が言葉使う時も、感覚的にではなくしっかりと意味を理解しておかないと、自分の意図通りに相手に伝わりません。自分の素直な感情を伝えるためにも、「てにをは」は正しく使う必要があるのです。

「てにをは」は文章を書く際の基本

「てにをは」は話すときだけでなく、文章を書く時も大事です。特にwebマスター・web担当者の方は、Webサイトの原稿を自分で用意する機会も多いと思いますので、「てにをは」が、正しく使えているかどうか、この際チェックしておきましょう。
「てにをは」に自信がない方は、良い文章のインプットとアウトプットをたくさん行うと良いと思います。ネットの文章はヘタクソなものも多いので、新聞、あるいは本でインプットしましょう。本を読んで、感想を日記などにアウトプットする。ブログでも良いですね。
文章をたくさん書けば「てにをは」は自然に使い分けられるようになり、自分の文章に自信が出てくるはずです。ぜひ試してみてください。

まとめ

今回「てにをは」のブログを書くために改めて色々調べてみましたが、たった一文字変えるだけで、伝わり方がかなり違うなと改めて実感しました。
少しでも読みやすい・伝わりやすい文章が書けるように「てにをは」マスターしたいですね!

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