東京都新宿区のWeb制作会社 - ウェブラボ株式会社

ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

Google アナリティクス 4と今までのGAとの違い

2022.06.11

第4世代

もう既にご存知の方も多いと思いますが、来年2023年7月1日から、これまで使ってきたGoogleアナリティクス(以下、「ユニバーサルアナリティクス」と言います)が使えなくなるため、それまでに「Googleアナリティクス4」に移行する必要があります。 ユニバーサルアナリティクスは、第3世代のGoogleアナリティクスで、今度移行しなければならないGoogleアナリティクス4は、第4世代のGoogleアナリティクスです。

 

今の現行のユニバーサルアナリティクスを使っていたら、自然にGoogleがGoogleアナリティクス4にアップデートしてくれるということはなく、自分で移行作業をしなければなりません。はっきり言って、現行のユニバーサルアナリティクスは無料にも関わらずとても優秀なツールですし、私を含め、「現行版で全然文句ないです。むしろ移行作業とか面倒なので勘弁してください」という人の方が多いだろうと思います。これだけ広くGoogleアナリティクスが普及し、そのほとんどの人が現在ユニバーサルアナリティクスを使用していることを考えると、かなり多くのサイト管理者に負担を強いることになります。それでもGoogleがGoogleアナリティクス4を強要!?する理由は何なのでしょうか?ユニバーサルアナリティクスとGoogleアナリティクス4では何が変わるのでしょうか?

 

Googleアナリティクス4については、既にいろいろな記事が公開されていて、細かい技術的な情報を説明されていますが、「よく分からない」「読むのがしんどい」という経営者や中小企業のWeb担当者向けに、超ざっくりとした私の理解を紹介します。正確性より分かりやすさ優先で書きますので、予めご了承ください。 (※私も勉強中につき、記述に間違いがありましたらご指摘ください!)

 

私はユニバーサルアナリティクスとGoogleアナリティクス4では大雑把に下記3つの違いがあると思っています。

 

  1. 脱Cookie(脱クッキー)

    Googleアナリティクス4では、ユーザーの識別に、Cookie ではなくUser-IDを利用するようになります。ユーザー1人1人に固有のIDを割り当てることで、セッションやデバイスをまたいだ計測が可能になります。でも、「Cookie使わずにどうやって?」って思いますよね?
    User-IDを使うには、ECサイトやSNSなど、ログインを必要とするサイトやアプリでなければなりません。User-IDを割り振ったユーザーがサイトやアプリにログインすることで、セッションやデバイスをまたいだ計測が可能になります。 User-IDが使えない時はGoogleシグナル(要はGoogleアカウント)を使い、Googleシグナルが使えない時はCookieを使うようになるそうです。
    参考:https://support.google.com/analytics/topic/6009743?hl=ja&ref_topic=1007027

  2.  

  3. 計測の単位が“ページ”単位ではなく“イベント(ユーザーのアクション)”単位に

    ユニバーサルアナリティクスでは、どちらかというと“ページ”単位で計測していくのに対して、Googleアナリティクス4は“イベント”単位で計測していきます。イベントというのは、クリックやスクロール、ファイルのダウンロード、動画再生、フォーム送信といった、ユーザーの1つ1つのアクションのことです(今までも設定さえすれば、クリック数などは計測できたんですけどね)。 逆に、直帰率、離脱率、ページ滞在時間といったページビューありきの指標は無くなる予定だそうです(それは不便!もし本当なら断固反対したい)

  4.  

  5. AI(機械学習)による分析

    購入の可能性、離脱の可能性、予測収益といったユーザーの今後の行動をAIを使って予測できるようになるそうです。上記の1)2)でユーザーの行動データを貯めたら当然の帰結かもしれませんね。
    参考:https://support.google.com/analytics/answer/9846734?hl=ja

 

*   *   *

 

ここまで説明して、勘の良い人は気づいたかもしれませんが、計測の軸が、“ページ”ではなく“人”になるということです。 私は、Googleアナリティクスの根本的な思想の部分が、“ページ”から“人”に大きく変わっていくのだと理解しています。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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