東京都新宿区のWeb制作会社 - ウェブラボ株式会社

ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

コンテンツマーケティングには2つの目的がある

2017.02.13

先週、クライアントとお打ち合わせをした際に、「コンテンツマーケティング」をやっていきたいというお話をされました。

私は「コンテンツマーケティング」という言葉をほとんど使いません。

理由は、本来の目的や課題をぼやかしてしまう言葉だと感じるから。

「コンテンツマーケティング」という言葉を聞くと、私の頭のなかに警報が鳴ります。

■すでにコンテンツマーケティングに取り組まれている方も多いと思いますが、その際に、コンテンツマーケティングをする目的を意識していますでしょうか?

コンテンツマーケティングをすること自体が目的になっていないでしょうか?

■私は「コンテンツマーケティング」という言葉が語られる時には、2つの目的があると思っています。

そして、その2つは、取り組み方がかなり異なるものです。

1つは “集客”。

“コンテンツSEO” 的な目的です。

見込み客にとって役に立つコンテンツをWebサイトにアップし、そこにアクセスしてもらい、自社に興味を持ってもらうというもの。

この場合の1つのKPIは、アクセス数になります。

この文脈においては、見込み客がどのようなキーワードを検索する可能性があるかを把握した上で、そのキーワードを意識しながら、見込み客の疑問に応えるようなコンテンツを提供していく必要があります。

もう1つは、“リード育成”の目的です。

資料請求やお試しセットなどで見込み客と一旦接点を持ち、(「リードの獲得」と言います)そこから本商品の購入やロイヤルカスタマーになっていただくもの。

この場合のKPIは、本商品の購入率になります。

この文脈においては、本商品購入というゴールから逆算して、徐々にモチベーションを上げていき、顧客教育をしていくようなコンテンツを順次提供していきます。

■このように、“集客“と“リード育成”はかなり異なる取り組みですが、コンテンツマーケティングが語られる時語り手がこの目的(文脈)を意識していないことが少なくありません。

一緒にやってしまおうということなのかもしれませんが、であれば、なおさら“集客“と“リード育成”に分解してそれぞれの取り組みを考え、それぞれの取り組みが上手く言っているか効果測定していく必要があります。

■「コンテンツマーケティング」という言葉は、我々のような業界の人間にとっては、あまりよく分かっていない人をいいくるめるのに便利な言葉になってしまっています。

コンテンツマーケティングを行う際は目的と目標(望む結果)を意識して取り組んでください。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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