東京都新宿区のWeb制作会社 - ウェブラボ株式会社

ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

CMSを入れるべきかどうか

2015.09.25

CMS

質問当社は人数50人程度の製造業です。今はCMSを導入しているサイトが多いようですが、必ず導入しなければならないのでしょうか?導入するとしたら、うちのような会社はどのようなCMSを入れるべきでしょうか?


CMSを入れないことで発生する向こう2~3年の更新費用が、CMSの導入費よりも多いのであれば、導入をオススメします。

CMSとはContents Management System(コンテンツ管理システム)のことです。
その名の通り、Webサイトのコンテンツを管理するツールです
導入することによって、更新の際にいちいちWeb制作会社に更新作業を依頼しなくても、管理画面からページを追加・修正・削除することができるようになります。

CMSのイメージ

CMSには、中小企業向けの安価なものやオープンソースのものから、導入だけで数百万かかるような高額なものまであります。企業の規模や関係者の数、CMS導入の目的によって、どのようなCMSを入れるべきかが変わってきます。

CMSを導入することのメリット

一番大きなメリットは、いいちいち制作会社に依頼せずとも、自社でWebサイトの更新ができるようになるということです。更新頻度が高い場合は、コストの面でも、時間の面でもCMSを導入することで非常に有利になります。

更新作業をWeb制作会社に依頼すれば、必ず費用が発生します。当然に、Web制作会社に仕事を依頼する手間も発生します。それに、Web制作会社は、御社以外からの仕事も抱えていますから、時間的にもすぐに対応してくれるとは限りません。

このような場合に、毎回Web制作会社に作業を依頼していると、だんだん更新作業が億劫になっていきます。その結果、Webサイトの更新が滞りがちになります。更新が滞ってくると、Webサイトには停滞感が漂ってきて、閑散としてきます。場合によっては、検索結果の順位も下がってきます。

CMSを導入することによって、いちいちWeb制作会社に依頼せずに更新することができるようになります。もちろん、自分で更新するという手間が発生しますが、Web制作会社へ依頼する手間を考えれば、それほど大きなものではないでしょう

CMSのデメリット

ではCMSを入れると良いことばかりかというと、そうでもありません。デメリットもあります。

一番大きなデメリットは、導入時にお金がかかるということです。但し、最近は通常のWeb制作と同等かそれよりも安い費用で同等のクオリティのWebサイトを制作するサービスもあります。

2つ目のデメリットは、そのCMSの使い方を勉強するという手間が多少なりとも発生することです。一般的に、高額なCMSになればなるほど、多機能になっていきます。多機能になればなるほど、その操作方法を把握するための勉強時間が必要になっていきます。

3つ目のデメリットは、前述のようにCMSはテンプレートを予め用意しておき、そこに入力されたコンテンツ情報をはめ込んでいくのですが、一度テンプレートを組むと、どうしてもそのテンプレートの中で更新していなかなければなりません。あるページだけ、テンプレートから外れたデザインにしたいという場合、CMSがあることが障害になる場合があります(この不自由さが、むしろWebサイト全体の統一感を維持するとも言えるので、これをメリットととらえる人もいます)。

導入の判断基準

CMSを導入すべきかどうかには明確な判断基準があります。

それは、

CMSを入れなかった場合に発生するであろう更新にかかるコスト > CMSを導入するためのコスト

になるかどうかです。

MSを入れなかった場合に発生するであろう更新にかかるコストは、向こう2~3年間ぐらいで考えてみてください。

また、かなり本業が忙しくて、少数精鋭の会社などは、CMSを入れたとしても、それを使って更新している時間があるぐらいならば、さっさとWeb制作会社に発注してやってもらった方が良いという考えのところもあります。担当者が本業で忙しいので「お金出すから、頼むからやってくれ」という感じです。そのような会社の中には、毎度見積りをとるのも面倒なので、毎月決まった金額でWeb制作会社に外注しているというところも多いです。

どんなCMSを入れるべきか

前述の通り、プログラムそのものは無料のオープンソースから、導入費だけで数百万もする高価なものまであります。
一般的に、多機能になればなるほど高価になっていきます。
例えば、担当者が更新した内容を上司がチェックできるような回覧機能や、A/Bテスト機能などが付いているものまであります。
反面、多機能であればあるほど操作も難しくなっていきます。
逆に無料のオープンソースなどは、サポートなどが無かったりしますし、プログラムをインストールしただけではまともに使えないものが多いです。安ければ良いというものでもありません。

導入の際には、以下の点に注意して検討しましょう。

  • 使いこなせるか
  • 予算範囲に収まるか
  • 操作で不明点が出てきた場合などにサポートしてもらえるか
  • デザインなど、希望するカスタマイズが可能か
  • 解約した際に他のCMSへ移行可能か

最初はWeb制作会社にCMS付きのWeb制作を依頼するのが一般的です。
デザインやSEOなどの制作能力はもちろん、CMSの管理画面を見せてもらいながら使い勝手を確認し、自社に合うかどうか見極めましょう。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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