巷を騒がせているモバイルファーストインデックス 導入は来年へずれ込むか?

responsive昨年末、発表されたGoogleのモバイルファーストインデックス(以下MFI)について、今年の1月にこちらのブログで記事を書きましたが、覚えている方はいらっしゃいますでしょうか。

PCサイトよりもスマホサイトを検索順位決定に重要視する 「モバイル ファースト インデックス」導入をGoogleが正式発表

http://www.weblab.co.jp/staff/seo/5027.html

読まれていない方の為にMFIって何のことか書いておきますと、検索エンジンのクローラーがwebページの情報を取得し、インデックス化する際に、従来のPCサイトではなく、スマホサイトメインで行うように変更することを指します。

SEO上では、この変更によってPCサイトだけしかないサイトオーナーが割を食ってしまう(検索から消える、順位が下がる)ので、早急なスマホ対応が必要であると業界内で騒がれたんですね。

それがなぜ来年にズレこむの?

この発表が行われた当時、Google関係者などが、2017年中の導入を予定しているとの発言していました。ところが2017年6月中旬にシアトルで行われたMFIをテーマにしたセッションでは、このようにコメントされたのです。

“「(MFI の導入は)おそらく数四半期先になりそうだ。」”

この発言を行ったのはGoogle のGary Illyes(ゲイリー・イリェーシュ)氏。
彼はGoogleの中心メンバーの一人で、マット・カッツ氏が退任したあと、Google検索やSEO関連のスポークスマンを務める人物です。
それだけにこの発言はオフィシャルなものと考えられています。
具体的に導入が「いつ」行われるのかは明言していませんが、「数四半期先になりそうだ」という発言から類推すると、6月で第二四半期が終わり、残りは第三・第四四半期の二つですよね。6月の時点でmany quarters(数四半期先)ということは、少なくとも今年中の実施はないと、解釈できるのではないでしょうか。
もしかしたら来年いっぱいかかっても導入されないかも…。
数四半期先という発言を考えると、今年どころか来年も導入が見送られる可能性すらあります。
その可能性を高めるのは、イリェーシュ氏がTwitter上で行った「完全にMFIを完成させるためには、4~5年くらいかかるかもしれない」という発言です。
なんともじらしますね。
あれだけMFIが発表された時はみんな戦々恐々として、早く対応しなくちゃと大騒ぎになったのに…。
これで導入時期は全くの不透明となってしまいました。

とはいえのんびり構えるのは禁物

MFIの導入はまだまだ先っぽいから、すぐにスマホサイトを作りこむ必要もないだろう。と、考えたいところですが、スマホ対応を後回しにしてもいいことはありません。
MFI導入後は、スマホ向けページが正規URLとしてインデックス対象となるため、スマホサイトでPCサイトよりもコンテンツ量などを減らしている場合など、評価が大きく落ちてしまう可能性が高くなります。
それと、そもそもなぜMFIを導入しようとしているかと言うと、モバイルユーザーがめちゃくちゃ増えたからです。もはやPCの検索ユーザーよりもモバイルの方がずっと多いワケですから、MFIになっちゃうから、という理由ではなく「ユーザーのために」スマホ対応を急いだ方が良いのです。
スマホで検索しているのに何でPCサイトが表示されるんだよー、という感じで余計なストレスもかかりますし、ユーザーの閲覧行動もスマホで表示されるPCページでは何かと制約が掛かります。サービスの利用や購買行動にマイナス=収益的にマイナスになる可能性が高いんです。

まとめ

SEOの一般常識として、一度落ちた順位を元に戻すことは難しいといわれています。もしMFIが導入された時にスマホ対応が間に合わないと、致命的なダメージを与えられかねません。
要するに順位が落ちてしまってから対応するのは遅いのです。どうやら今年中の導入はなさそうだ、という情報はまさに恵みの雨。余裕をもってスマホ対応を進めて行きたいですね。
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