その英語表記の会社名、間違ってない?

その英語表記の会社名、間違ってない?

目からウロコ、じゃチト遅い!
自分の会社名の表記、間違っていませんか?

会社名の英語表記

会社を経営されている方、これから事業を立ち上げようとされている方は特に注意してほしいのが、会社名の英語表記です。

日本で株式会社を作る場合、商号に「株式会社」を入れなければなりません。そして、それを英文名称(登記やwebサイトのcopyrightで使う)にする際には、

  1. 会社名「Co., Ltd.」
    or
  2. 会社名「Co. Ltd.」
    or
  3. 会社名「Inc.」
    or
  4. 会社名「Corp.」
    と表記する必要が出てきます。

これらの表記は正しい意味を理解したうえで使う必要があります。それではいくつか英語表記を紹介してみましょう。

「Co., Ltd.」「Co. Ltd.」と表記する場合

株式会社の場合、日本語をそのまま英語にすると、Company Limited
カンパニー・リミテッド=有限責任の会社です。

これを略して表記すると「Co., Ltd.」となります。日本では伝統的に、Co.のあとにカンマを入れますが、これは必要ないです。英語圏のアメリカ、イギリスなどでは、「,」カンマを入れている会社は少ないですし、新たに株式会社となった日本の法人で、これを入れている会社は減少しています。

「Co., Ltd.」「Co. Ltd.」とする場合、外せないポイント

  1. CとLは大文字
  2. Ltdのあとにピリオドを入れる
  3. Coのあとにピリオドを入れる
  4. Co.の後に半角スペースを入れる
  5. ちなみに全部大文字でも構いません。「CO., LTD.」

「Ltd.」と表記する場合

先ほども少し書きましたが、Ltd.はLimitedの略で有限責任を示す単語です。構成員が有限責任である事業組織を指すのがこのLimitedになります。
アメリカでもイギリスでも使われる表記ですが、イギリスの会社の場合、“Limited” を入れなければ登記申請ができませんので、すべての会社に入っています。表記的にはLtd.と略すのが一般的ですね。アメリカの場合、のちほどご紹介するInc.よりも、小さい事業体に多く使われているのがLtd.です。厳密に言うと株主や株式に対して何らかの制限を設けた組織に使用されることが多くなっています。

「Inc.」と表記する場合

アメリカで多く見られるパターンです。
Inc.とはIncorporatedの略で、法人化のプロセスを踏んでいる会社であることを意味します。アメリカではこのIncは、Ltd.とは異なり株主が株式に関する制限を持たないのが一般的です。つまり一人の株主だけでは影響しえない、多数の株主を持つ大きな事業組織に対してInc.が名づけられることが多くなっています。

例を挙げると、Amazon.com, Inc.などもそうですし、
日本では、AJINOMOTO CO., INC.味の素株式会社
THE KANSAI ELECTRIC POWER COMPANY, INCORPORATED関西電力株式会社

RAKUTEN, INC.楽天株式会社
KADOKAWA HOLDINGS, INC.株式会社角川ホールディングス
JAPAN TOBACCO INC.日本たばこ産業株式会社
などが代表的な「Inc.」の会社です。

Inc.の前にカンマを表記する会社がアメリカにも日本にもありますが、アメリカの場合は比較的カンマがないケースが多いです。イギリスではInc.と表記することもできますが、先ほど述べたLtd.もセットになります。

順番的にはInc. Ltd.という表記になるので、長ったらしく、一般的には使われてないようですね。

アメリカやカナダの企業は「Inc.」が多く、イギリスは「Ltd.」の企業が多いと言えます。

「Inc.」は結局のところ企業規模関係なく“登記済の会社法人”と表現することができるので、どの会社にも当てはまる一般的な表記と言えますね。

「Corp.」と表記する場合

Corporation (Corp.)となり、法律で定められた手続きのもと、法人格が与えられ、会社名義での取引や財産取得を認められている事業組織です。法人格は構成員とは別の人格があり、構成員は有限責任です。と、長々と書きましたが、要するに株式会社のことです。表記的には「Corp.」「Corp.,」「CORPRATION」となります。

会社名をすべて英語にしたい。

表記はできますが、登記上はできません。
会社法の第6条には下記の規定があります。

第六条 会社は、その名称を商号とする。
会社は、株式会社、合名会社、合資会社又は合同会社の種類に従い、それぞれの商号中に株式会社、合名会社、合資会社又は合同会社という文字を用いなければならない。

平成14年に商法が改正され、ローマ字表記を会社名に用いることができるようにはなったのですが、上記の規定によって商号の中に○○会社という日本語表記を入れなくてはなりません。つまるところ、登記する場合は必ず○○会社という言葉が入ってくるため、すべてローマ字で表記することができません。ただし、定款で英語表記に関する定めを行い、海外での事業の際に利用している企業は多くあります。

(例)

  • Fuji Xerox Co., Ltd.
  • HAKUHODO Inc.,
  • NISSAN MOTOR CO., LTD.

まとめ

日本では多くの株式会社が「Co., Ltd.」と表記しています。「Inc.」も「Corp.」も少数派にはなりますが、存在します。それぞれ混同されがちですが、実はちゃんと意味があり、それぞれ区別されているのです。
間違った英語表記をしないための参考にしてみてはどうでしょうか。

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