HTMLメールは嫌われもの?メリット・デメリットと導入のコツ

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先日、メルマガとSNSどちらを使うべきかについての記事を書きました。ざっくりと結論を言えば、「確かにSNSも流行っているけど、メルマガだってまだまだいけるよ!効果あるよ!」というものですが、今回はその続き、もしくはスピンオフとして、「HTMLメール」にスポットを当ててみることにしましょう。

さて、まずはメールについての基本をおさらいです。
メールは大きく2つに分けることができます。1つはテキストメール、これは最も一般的な文字情報のみを取り扱う方式になります。ビジネスシーンでよく使われるのはこちらのメールですね。そしてもう1つがHTMLメール。メールマガジンやSNSの通知メールに使われる、通常のホームページのようにデザインされたメールのことです。

HTMLメールは嫌われもの?

ところで、「HTMLメール」という文字を見ると、溜め息をつきながら、「ああ、あれね・・・」と思ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
読み込みが遅い。メーラー(メール送受信ソフト)によってうまく表示できない。ウイルスが心配・・・などなど、HTMLメールは一部の人にとても嫌われてきた歴史があります。かくいう私も、メールは出来れば簡潔なテキストメールで送ってほしいなあと思ってしまう人の一人です。
しかし2010年に行われた実際の調査データを見てみると、メールマガジンにおいて「テキストメールを希望する」人の割合はおおよそ26%。そこまで大きな比率ではありません。大雑把に捉えると、残り74%の人は別にHTMLメールでも構わないと考えていることになります。

実は弊社も、顧客企業のご担当者様に向けて毎月HTMLメールによるメールマガジンを配信しています。手前味噌ですがこれが中々好評で、「ウェブラボのメールマガジンのようなサイトを作りたい!」というリクエストがお客様からあがったほどです。

一見嫌われがちなHTMLメールですが、その一方で、読みやすくデザインされていたり、楽しげな画像が織り交ぜられていたりといった点を気に入ってもらえることも少なくないようです。

HTMLメールの良いところ

それではここで改めて、HTMLメールの良いところ・悪いところを見ていきましょう。

やはりHTMLメールの良いところといえばそのデザインの自由さです。白黒の文字が並ぶだけのテキストメールよりも、カラフルで画像や動きもつけられるHTMLメールのほうが、デザインの幅は何百倍も広がりますよね。例えば新商品の紹介メールを送るとき、その商品の画像があるかないかでは大きく効果が変わる可能性があります。

また、HTMLメールは設定を施すことで様々なマーケティングデータを取得することができます。開封率やクリック率を計測することは、よりよい広告戦略を考える上では必須といえます。テキストメールでこれらの数値を計測しようとする場合、かなり複雑な方法を取る必要があるので、その意味でもHTMLメールはマーケティングに強いメールだということが出来ます。

HTMLメールの悪いところ

悪いところは何といっても表示の不安定性です。通常のホームページでも、ウェブブラウザによって多少表示が異なることは珍しくありませんが、HTMLメールの場合、その不安定さはホームページの比ではありません。このメーラーではちゃんと見えているのに、別のメーラーでは画像が表示されない、そもそもガタガタに崩れてしまっているなど、各ソフトによってHTMLメールの表示ルールが異なり、業界では「Web制作者泣かせ」と言われることもあります。
また、最近はメールをPCだけでなくスマートフォンでも見る人が増えています。PCのメーラーさえ数多くあったのに、スマートフォンのメールアプリまで含めると・・・HTMLメールをどんな環境でも完璧にされるよう作成するにはとても大きなコストがかかることがお分かり頂けるかと思います。

勿論、技術はどんどん進歩していますので、HTMLメールの研究も進み、少しずつですが安定し始めています。しかしまだまだ発展途上の段階ですので、絶対にどのメーラーでも同じように見せたい!という希望は、残念ながら現段階では多少妥協する必要がありそうです。

おすすめの導入方法

HTMLメールはリッチな表現ができ、マーケティングにも有効である一方、その作成はかなり大変だということがお分かりいただけたかと思います。最後に、おすすめの導入方法を1つご紹介しましょう。

それは、定番テンプレートを作ってしまうことです。毎度ゼロから制作していては、制作も確認も相当な時間がかかってしまいます。安定して表示されるテンプレートを1つ、時間をかけて丁寧に作成し、それに対して文章/画像/色の差し替えで更新できるようにしてしまえば、一度のコストで手軽に配信を続けることができます。メールマガジンとは文字通り雑誌のようなものですから、続けていくうちに人気のコーナーが出来るかもしれません。
決してデメリットが少なくないHTMLメールですが、バランスを取りながらうまく導入して、ビジネスに結びつけましょう!

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