マイクロコピーとは?その役割と作成する際のポイント4つ

マイクロコピーとは?その役割と作成する際のポイント4つ「キャッチコピーは大切」。これに異を唱える人はいないでしょう。小規模の企業やサービスであっても、プロのコピーライターさんに依頼して印象的なキャッチコピーを作成してもらうことは珍しくありません。

 

では、同じコピーでも「マイクロコピー」はどうでしょうか。Webサイトやアプリにおいて欠かせないものですが、意外とおざなりにしてしまいがちです。今回は、そんなマイクロコピーの基礎知識とその重要性をまとめました。Webサイト制作に関わる人は、ぜひ知っておきましょう。

 

マイクロコピーとは

マイクロコピーとは、メルマガ登録ページや購入ボタン、ナビゲーションなどの小さなスペースに表示されている短めのコピーのことです。キャッチコピーに比べると専門性は低いものの、ユーザーに行動を促すうえで非常に大きな効果を発揮し、UX改善のかなめになる要素です。

 

マイクロコピーは、ユーザーの「登録したくない」「買いたくない」「手続きが大変だな」などの、行動障壁を下げる役割があり、ユーザーを意図する方向へと行動を促せます。

 

効果的なマイクロコピーを作成するには、幾度となく検証が必須となります。様々なパターンを用意し、A/Bテストを繰り返してどれがもっとも効果的なのか探っていくことが大切です。

 

マイクロコピーの重要性

マイクロコピーの有名な事例として「アメリカ大統領選でのメルマガ登録」に関する事例をご紹介します。メルマガ購読ページの購読率を改善するため、メルマガ購読ボタンの SIGN UP(購読する)をLEARN MORE(もっと知る)へ変更しました。

 

すると、クリック率が18%上昇し、その他部分も変更し最終的には40.6%の改善に成功しました。ほとんど費用をかけずに文言を変えただけで、全体で100アクセスだったページが118アクセスへと変わるのですから、マイクロコピーの効果についておわかりいただけると思います。

 

マイクロコピーを作る際に気をつけるポイント4つ

使用するコピー自体は、各Webサイトやサービスによって変える必要があります。適した文言も状況によって変わるため、「絶対にこれ」とは言い切れません。しかし、気をつけるべきポイントはどれも同じです。作成する際は、以下の4つについて気をつけてみましょう。

 

1.ユーザーの不安・心配事を和らげるものであること

Webで何かに申し込んだり購入したりすることは、少なからず緊張し身構えてしまうものです。ページ内に説明が足りなかったり、あまりに不親切だったりして「やっぱりやめよう」と引き返した覚えのある方も多いのではないでしょうか。

 

マイクロコピーは、そういったユーザーが抱くであろう不安を和らげるものでなければなりません。マイクロコピーが重要になるシーンで代表的なのは「お支払い」です。例えば代金を支払うことを決定するボタンにおいて、ラベルが「続ける」と「注文を確定する」であれば、より安心してクリックできるボタンはどちらでしょう。

 

おそらく多くの人が「注文を確定する」を選ぶのではないでしょうか。もちろん、「続ける」でも動作的には間違っていません。しかし、ボタンを押した先に何が起こるのか想像できずユーザーは不安になってしまうのです。

どんな説明を載せれば安心するのか、どんな言い回しをすれば迷わずに済むか、よく考えることが大切です。

 

2.人間味のある表現にすること

機械的な指示より人間味を感じられる言い回しの方が、ユーザーは親しみを覚えやすくなります。サイト上で困ったとき、Q&Aや検索フィールドに「何かお困りですか?」「こちらで質問ができます」とあると安心しますし、親近感がわきますね。

 

画面上に表示されるだけの文言は、人間同士の会話に成り替わることはできません。しかし、そのWebサイトやサービスが「人の手によって作られている」ことを表現すれば、よりユーザーとの距離は縮まるでしょう。

 

3.専門的すぎる言葉は使わないこと

当たり前のことではありますが、言葉はわかりやすいに越したことはありません。特別に専門的な分野を扱うサイトやサービスであれば問題ありませんが、そうでない限り専門用語はなるべく避けるべきです。

例えば「404エラー」といってすぐに意味がわかる人はどれほどいるでしょうか。404エラーとは、ページが存在しない場合に表示されるエラーページのことです。Webサイトにおいては、404エラーになってしまった際は、表示するページを用意しておくことが一般的対策とされています。

しかしここで「404エラーです」とだけユーザーに伝えるのはNG。なぜなら、知識がなければ不安なだけだからです。よく分からないエラーが出てしまった、と怖くなってすぐにページを閉じてしまうかもしれません。

 

ここは、「お探しのページは見つかりませんでした」といったように、何が起こったのかをわかりやすい言葉で説明することが大切です。

 

4.前向きな表現にすること

マイクロコピーを考える際は、極力前向きなメッセージを伝えましょう。

たとえば、サービスの解約者に対してメールで「解約になって残念です」とお伝えすれば、受け取った方もなんだか悪いことをしたような沈んだ気持ちになりますよね。

ただ残念なメッセージをお伝えするのではなくて、「またいつでも始められますよ」「〇月から魅力的なコンテンツの追加が決まりましたので、再度契約しませんか?」などといった前向きな考え方に繋がるようなメッセージを入れましょう。これはユーザーにとっても有益な情報ですし、行動を起こしてくれやすくなります。

 

まとめ

Webサイトのことを「情報を載せるところ」と考えるのであれば、味気ないものに思うかもしれませんが、その情報を受け取るのは生身の人間です。人と人とのコミュニケーションもちょっとした言葉遣いの違いで変わってきます。これは、Webサイトでも同じです。

 

そのため、いつも受け取る人(ユーザー)がいることを忘れず、ユーザーの置かれた状況や気持ちを想像してコピーを作成することが大切になってきます。もし、Webサイトにおける売上やお問い合わせを増やしたいということであれば、マイクロコピーを見直してみるのもおすすめです。

 

以前同ブログにて「ボタンのラベルを考える」という記事を書きました。

ボタンのラベルも、重要なマイクロコピーの一つです。興味のある方はぜひご一読ください。

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