有料記事メディア必見!Googleが有料購読者獲得を支援する新プログラムを発表

有料記事メディア必見!Googleが有料購読者獲得を支援する新プログラムを発表メディアサイトなどで気になる記事を見つけ、冒頭の数行の文章を読んだ後、続きが気になり「記事全文を読む」「続きを読む」をクリックすると無料会員登録や、有料購読(定期購読)を申し込んでくださいと表示された経験があるかと思います。

うわ、めんどくさい。ほかのサイトで同じような記事ないかな?と別のサイトへ移動する方もいれば、無料だったら登録しちゃおうかな、といくつかのサイトで会員登録を済ませている方もいるのではないでしょうか。

上記のような、有料購読ユーザーやログインしているユーザーだけが記事全文を購読できるようにする仕組みを「ペイウォール」、またそのコンテンツを「ペイウォールコンテンツ」と呼びます。

Googleの新しい試み

これまでGoogleでは、このようなペイウォールコンテンツを表示する際、FCF(First Click Free)プログラムを展開していました。このプログラムの意図は、ユーザーが定期購読していない場合でもその記事にアクセスできるようにするためです。
これは有益なコンテンツがあるのにそれを知らないユーザーと、ユーザーにアクセスしてもらい、定期購読の申し込みが増えなければ収益が得られないサイトオーナーの両方をサポートする仕組みです。
この仕組みによって、上記で紹介したようなペイウォールコンテンツであっても、「1日3記事まで」なら無条件で閲覧できたんですね。

「1日3記事まで」の壁

しかしこのFCFプログラムでは、「1日3記事まで」の制限を変更することはできませんでした。
また、メディア側が検索エンジンにしっかりとインデックスさせたいあまり、 Google には全てのコンテンツを見せつつも、ユーザーには記事の一部だけを見せる行為を行ったり、記事を読む前にログインを要求したりする構成にしたりといった行為はクローキング(スパム行為)としてガイドライン違反に問われます。

このような記事数に制限が設けられたFCFの制度では、有料記事を検索でヒットさせることが難しくなります。たとえどんなに良質なコンテンツが有料記事として提供されていても、そのことを知らないユーザーは、無料コンテンツを提供する別のサイトに移ってしまう傾向があり、有料記事の購読を勧めるのは容易ではありませんでした。

FCFを廃止し「フレキシブル サンプリング」を導入

Googleはこのような背景を鑑みて、FCFの廃止を発表しました。続いて今年の10月には、より良質のコンテンツをユーザーに提供することを目的とし、Googleが有料購読者獲得を支援する「フレキシブル サンプリング」という新プログラムの導入を発表しました。
「フレキシブル サンプリング」とはFCFよりも柔軟に、自社ビジネスのスタイルに応じたコンテンツの提供ができるようになります。
その際、Googleが提供している仕組みが2つあります。

フレキシブル サンプリングの2つの仕組み

Googleが提案するサンプル提供方法は2種類あります。
1つは、ユーザーに一定数の記事を無料で提供し、その後にペイウォールを提示する「メータリング」という方式、もう1つは記事を全て公開せず、その一部だけを無料で見せる「リードイン」という方式です。
メータリングは、1日に3本まで無料、1カ月に10本まで無料と言ったように個別に設定ができます。一度異なる方式で設定し、定期購読の申し込みをしたユーザー数の多い方を採用する、といったテストも可能です。コンバージョンを最大化できるサンプルの件数をカスタムできるというわけです。
リードインのほうは、一部記事の公開となるわけですが、その無料部分でいかに引き込めるかが勝負になります。質の高さをユーザーが感じ取ってくれれば定期購読数は伸びていくでしょう。一つの記事が完全に読めないより、冒頭部分だけ閲覧出来るような構成になっていれば、ユーザーにとってそれが魅力的なものかどうかを判別する手助けにもなります。

まとめ

現在メディアサイトを運用していて、将来的に有料記事の展開を検討されている方、会員のみが購読できるコンテンツの提供をご検討の方は、ぜひフレキシブルサンプリングの仕組みを理解し、購読者の獲得に活用しましょう。
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