音声検索とSEOへの影響について

2017年秋から国内でも次々とリリースされ始めたスマートスピーカー。LINEのクローバやAmazonのEcoなどテレビCMで目にする機会も多くなっています。
Googleが発売した「Google Home」では、「OK Google」と言葉を投げかける女性のCMが記憶に新しいかと思います。
「Google Home」の場合、「OK Google」と言う言葉のあとに知りたい情報を声に出すと、音声検索が反応します。すると通常検索と同様にユーザーの欲しい情報を得ることができるという仕組みです。

このように、音声検索が加速する中、音声検索のSEO(SEO対策)について、どう考えていけばいいのでしょうか。

音声検索とは?

音声検索とは、デバイスに対してユーザーが音や声を通して投げかけることで、知りたい情報を得られる検索システムのことです。
この音声検索機能は主にタブレット端末とスマートフォンに搭載されてるので、すでに利用されている方もいらっしゃると思います。
スマホならマイクスピーカーを利用し検索、欲しい情報を通常検索と同様に受け取れる仕組みになっています。
実はこの音声検索の利用者は、スマートフォンの性能が上がるとともに増え、現在のスマートフォン検索のうち全体の5分の1が、文字入力でなく音声でおこなわれています。

2020年に検索の約半数は音声検索になる?

毎年、下手をすれば半期に一度、新しい端末が市場に出回っている現在、その性能も同様に進化を続けています。こうした端末の進化が、音声検索の利用を加速させるであろうと予測されているのをご存知でしょうか。
アメリカのシンクタンク、Comscoreによれば、2020年に検索の約半数が音声になり、同じく2020年に検索の半数が画像(写真)と音声検索で占められるとのこと。
この予測が正しければサイト運営側は音声検索による流入増に対し、何らかの手を打たなければなりません、もちろんSEOについても音声検索を踏まえて考えて行かなくてはならないでしょう。

SEOにおける音声検索の傾向

そこで忘れてはならないのがSEOです。
SEOの天才、ブライアンディーンによると「Google Home」を使って1万件の音声検索を行った結果
  • ページ表示速度
  • HTTPSサイト
  • シンプルで読みやすいコンテンツ
  • 権威性の高いサイト
  • ソーシャルで人気のあるコンテンツ
  • デスクトップ検索で上位表示されてるコンテンツ
  • 強調スニペットに表示されてるサイト

といった要素のあるサイトが音声検索において上位に来ているとのこと。

つまり、通常の検索と似た傾向が音声検索にもあることがわかったと言います。
音声検索対策だからといって、特段特別な対応をする必要はあまりなく、当面はSEOをしっかりすること、そして音声検索に関しては以下に記載した対策をとっておくことが大切です。

音声検索に向けたSEO対策

こちらで推奨する音声検索における注力すべきSEOは「ページの読み込み速度」です。
ホームページの読み込み速度を早め、ユーザーが快適に利用できるように利便性を高めることが、音声検索のランキング向上に比重が高いと考えます。
当然ながら読み込み速度だけでなく、通常のSEOと同様に、検索クエリと関連性の高いコンテンツを提供することも重要な対策となるでしょう。

SEO上の注意点

音声検索でよく使われそうなクエリに対して、シンプルな回答だけを書いた誘導ページを量産してはいけない。

これはサテライトサイトをせっせと作って、SEOの順位を上げるような一昔前の発想と同じですね。量は増えても質が悪くなりますから意味がありません。

昔ながらのスパム手法のようにキーワードを詰め込んではいけない

こちらも同様です。古き悪しきSEO対策と同じように、キーワードをやたら詰め込むのは良くないです。全体としてきちんと意味を成し、音声として読み上げられたときでも自然に入ってくる文章でなければ、ダメコンテンツ認定されてしまいます。

まとめ

ちなみに、世界的には音声検索市場が拡大しSEOの必要性が高まってますが、実は日本ではあまり音声検索は使われてはいません。自分が調べたいことをわざわざ声に出すのが恥ずかしいと感じる人も多いと思いますが、ここには奥ゆかしい日本らしさが影響しているのかもしれないですね。
というわけで国内ではユーザーレベルで音声検索の利用に消極的なので、まだまだSEOの優先度は高くないかもしれません。とはいえおろそかにしてはいけないのがSEOです。

ユーザーファーストを考慮したコンテンツを提供するというSEOの命題を忘れず、まずは、通常のSEO対策に力を入れたうえで、音声検索も考慮する形で対策を進めていくのが良いかと思います。

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