感性検索

検索というと、いわゆる「全文検索」が一般的です。
全文検索とは「複数の文書(ファイル)から特定の文字列を検索すること。」(wikipediaより)です。
GoogleやYahoo!もこの類に入ります。

全文検索の大きな特長は、ユーザーが入力した文字列(キーワード)が含まれている文書を引っ張ってくることです。逆に、文字列(キーワード)が含まれていないと、どんなにそのユーザーが欲しい情報だったとしても、引っ張ってくることができません。

先日、事務所でプラントボックスが欲しくて、ネットで検索しようと思ったのですが、「プラントボックス」という言葉を知りませんでした。

▼プラントボックスとはこういものです
http://shopping.yahoo.co.jp/search

「棚 鉢」「棚の上 鉢」「棚 緑」「台 植木」など、複合ワードを駆使して検索しても、イメージしているものとは全然違うものが出てきます。仕方がないので、社員に「あの歯医者とかにある、棚みたいなやつの上に植物が置けるやつボックスが付いてる、あれ何だっけ」と聞きましたが誰も分かりません。翌日、とある社員がその話を家族にしたら、それが「プラントボックス」という名前だということが判明しました。そこで「プラントボックス」で検索をしたら、イメージ通りのものを見つけられました。

検索をしていて、意外とこういうことって多いのではないでしょうか?
そういう曖昧なニーズを満たしてくれそうな検索技術が「感性検索」です。

この技術で、我々のデザイン業界で話題になったのが、レンタルフォトの「アマナ」
http://amana.jp/

例えば、「背景が広い芝生の公園で日本人女性の写真」を探していたとします。
全文検索の場合だと、「芝生 公園 日本人 女性」といった感じの複合キーワードを駆使して、写真を探していくが、「女性」のカテゴリにある写真を片っ端からチェックしていく、そういう探し方になります。
しかし、アマナの場合は構図や色で検索ができます。自分の描いた絵や似たような写真を登録すると、それに似た色や構図の写真を探すというようなこともできます。素晴らしい画像認識技術!

画像認識ではない感性検索もあります。
例えば、中古車販売のガリバーが運営する「Laboo」
http://laboo.221616.com/Top/

「五感で探すクルマ選び」というテーマのサイトです。
こちらは「相関マップ」といったコンテンツで、気になるクルマを1つ選ぶと、関連性の近い順にクルマが円心状に表示されます。
クルマの関連性は、ガリバーのサイト利用履歴などから自動的に算出されたデータをもとにしているのだそうです。

感性検索が発展していくと、実店舗における販売員が行っているような、そのお客に合った個別のオススメがよりスムーズにできるようになるのでしょう。あとは、使い勝手と料金がどこまで実用レベルになっていくかがポイントになると思われます。

最後に、感性検索の技術を持っている会社をピックアップしておきます。

▼株式会社ケイビーエムジェイ
http://www.kbmj.com/service/products/121r.html

▼チームラボ株式会社
http://www.team-lab.com/products/mapping.html
※「Laboo」はこの技術

  • このページを共有する