競合との具体的な差別化方法

『経営戦略立案シナリオ』佐藤 義典 (著)(かんき出版)

『経営戦略立案シナリオ』
(著) 佐藤 義典
(かんき出版)

インターネットは比較検討が容易なメディアです。

何らかの商品を購入したり、サービス提供会社を探す場合、検索エンジンを使って簡単に複数社から見積りや資料を集め、比較検討することができます。

こんなことが簡単にできるメディアは、インターネット以外にはありません(強いて言えばリクルートの情報誌ぐらい)。

Webサイトで結果を出すには、もちろん多くのユーザーに訪問してもらうということが大前提ですが、その前提が満たされたとして、次に重要なのが、

競合と比較された時に、ユーザーから自社が選ばれるということです。

ユーザーに選ばれるには、ユーザーの選択基準において、競合より少しでも優位であることが重要です。

問題は、どうやって自社の競合優位性を見い出し、表現するかですよね。

これはWebサイトでの表現にとどまらず、会社や商品そのものの戦略に関する問題だったりする訳です。

この本は、“差別化戦略が大事”とは、いろいろなところで聞かれるし、大事なことは分かったけど、じゃぁ具体的に自分はどうすれば良いのか分からない、という人にとっては非常にヒント満載の本ではないでしょうか。

特に、3つの差別化軸(手軽軸、商品軸、密着軸)という切り口は、ほとんどの人がしっくりくる切り口です。

もし競合と同じ差別化軸になってしまったら、またその同じ軸の中でどう差別化すべきか、競合とはどういう戦い方が考えられるのかが、非常にロジカルに分かりやすく書かれています。

経営者が自社の商品やサービスの戦略についての考察をするためというのはもちろんのこと、Webマスターやマーケティング担当者が自社商品・サービスの選ばれる理由を再確認するにあたっても、きっと役立つ本です。

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