「ZOZOTOWN」のポジショニング戦略

japan.internet.comに「ZOZOTOWN」の記事が載っていました。

EC×SNS の本命か、好調アパレル EC サイト「ZOZOTOWN」
http://japan.internet.com/ecnews/20061207/5.html

「ZOZOTOWN」は洋服が好きな若者以外は、あまり知られていないショッピングモールです。
ショッピングモールといっても、「ZOZOTOWN」に入っているお店は、BEAMS や ユナイテッドアローズ といった、ファッションに敏感な若者に支持されているお洒落なアパレルショップばかり。

日本でショッピングモールといえば、まっさきに思い出されるのが「楽天」ですよね。
イトーヨーカドーとイオンに街中のいっさいがっさいの雑貨ショップやショッピングセンターを足したような「楽天」に対し、「ZOZOTOWN」はイメージを大事にするこだわりショップばかりが入ったような、例えば「PARCO」のようなショッピングモールです。

ショッピングモールの世界は、YAHOO!なども参入したものの、いまだ「楽天」1人勝ちといった様相を呈しています。

なんで「ZOZOTOWN」は成功したのだろうか?

記事には、デザインのこととか、いろいろ要因が挙げられているが、もっと根本的な要因がありますよね!?

それは“戦略”です。

インターネットは“一番”をとれるか、それとも“二番”になるかは雲泥の差です。
総合的なショッピングモールでは、どう考えても「楽天」にはかないません。
あのYAHOO!をもってしても、参入が遅れたがために苦戦しているのです。
2位にはなれても、「楽天」を超えるのはかなり難しい。

でも楽天がカバーしきれていない分野が沢山あります。
だから、後発のショッピングモールは、そこのニッチな部分で“一番”になる!
これ、インターネットでは非常に正しい戦略です。

絶対楽天には「ZOZOTOWN」のようなサービスはできないでしょう。
形だけはできたとしても、BEAMS や ユナイテッドアローズ が好きな若者は「楽天」では買い物しないでしょうね、きっと。

「楽天」は「ZOZOTOWN」をやっつけられないし、「ZOZOTOWN」も「楽天」をやっつけられない。

ちなみに社長さんは昔、バンドをやっていたのだそうです。
私もこの仕事をしていて、いろいろな社長さんにお会いする機会がありますが、昔バンドマンだったという社長さんって本当に多いです。

バンドは、バンドのコンセプトを立てて、メンバーを集めてまとめ、ライブハウスやレコード業界に自分たちを売り込むといったことをしなければなりません。
実はとっても会社運営に似ているんですね。

あと、大事なことは、バンドは、“キャラ”が他のバンドと被らないようにしないといけないのです。
つまりオリジナリティ。
そうしないと、ぜんぜん上にあがれない。
そんな視点も「ZOZOTOWN」には役に立っているのでしょうね。
素晴らしい感性の社長さんだと思います。

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