ソニーのブログマーケティング

ソニーマーケティングは、デジタルハイビジョン・ビデオカメラ「HDR-HC1」について、実際の使用感などをユーザーに実況中継してもらう複数のブログを立ち上げ、「HDR-HC1」のポータルサイトなるものを作りました。
■この記事の情報源:nikkeibp.jp
http://nikkeibp.jp/style/biz/marketing/blog/050829_sonymkg/

■ハイビジョンハンディカム わくわく体験プロジェクト

http://www.hi-dv.jp/

日経BPの記事の中で、担当者曰く

まだデジタルハイビジョン映像のすごさを体験していない一般の方々にも、簡単にプロ並みの高画質な映像が撮れることを伝えるため、『わくわく体験プロジェクト』を始めた
のだそうです。

私もいままでにソニーさんの仕事に関らせていただいたことがありますが、各製品を通じての“ライフスタイル提案”という部分に非常に力を入れています。

今は無くなってしまいましたが、例えばVAIOであれば「活用する」というコーナーがあって、ムービーの編集とか、使い方提案を積極的に行っていました。
(バイオHP: http://www.vaio.sony.co.jp/

これはこれで結構充実したページだったのですが、今はHOT STREETという、ユーザー報告型のページに変わったようですね。

https://hotstreet.vaio.sony.co.jp/

この流れを踏まえて、この日経BPのコラム内の下記の記事を読んでみてください。

ソニーマーケティングではこれまでも、製品の購入を検討する見込み客のインタビューや実際に購入した顧客のユーザーレポートなどをWebで配信してきた。「しかし、顧客から見れば『所詮はソニーが作ったもの』。メーカー主導のメッセージに陥りやすいところがあった」(大内氏)。

大内氏はまた、

「ユーザー同士が自発的に集うコミュニティサイトでは、『こうすればいいんですよ』と教えてあげたいのに、サイトの性格上、傍観するしかない場面もあった」と述べる。
こうした背景から、ソニーが提案する「新たな商品価値=デジタルハイビジョンの感動」を伝え、新規の顧客層を開拓するため、ブログをプロモーションに活用できないかと考えた。

納得しませんか?

それでも、 http://www.hi-dv.jp/ を見ると、やはりブロガーはソニーによる人選ですから『所詮はソニーが作ったもの』的に見れなくもない・・・

そこで、私が“上手いなぁ”と思ったのは「トラックバック企画」です。「HDR-HC1」を使った体験談をトラックバックで集めています。

しかも、トラックバックなので、投稿者は自分のブログで「HDR-HC1」の体験談を語るわけで、さりげなくネット上での口コミマーケティングに成功しているわけです。

また、トラックバックやコメントを各ブログの総まとめページである http://www.hi-dv.jp/ のトップで上手く見せています。

ただ単に、ブロガーに記事を書かせるだけでなくて、このような見せ方が、「ソニーのページなんだろうけど、なんかユーザーが盛り上がってるなぁ」感を演出しています。

ここまで大きな企業になると、ユーザーの声をそのまま生で載せることは、どんなコメントが入るかわからないので、非常に嫌がったりするのですが、それを恐れずに展開している部分は“拍手”です。

(コメントとかは閲覧式にはできますが)

あとは、このサイトは sony.co.jp やバイオHPとは違い、いつかは閉じなければいけないサイトなので、どのように収束するかですね。

あなたの会社の製品・サービスでも応用できませんか!?

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