NO MORE HIBAKUSHA

毎年この時期になると戦争に関する番組などが放送されますが

そういった状況に見慣れ、聞き慣れてしまい改めて考えることが少なくなっているように思います。

今回ご紹介するWebサイトは、NHKで8月7日放映の特別番組の告知Webサイトです。

NO MORE HIBAKUSHA

ローディングから「NO MORE HIBAKUSHA」と赤い大きなゴシックで表示され、その後流れるオープニングムービーもインパクトのある映像で、思わずskipを押さずに全部見てしまいました。

赤と黒といった強い色を基調としており、よくある番組宣伝のサイトとは違った、力強いメッセージ性を感じます。

コンテンツの内容も、番組の宣伝ではなく、戦争や核兵器を無くそうという運動がWebサイトの目的ではないかと思うほどたくさんの被爆者のインタビュー映像や、これまで幾度となく取材してきたであろうアーカイブ映像、核の保有数や核実験を行ってきた回数のグラフなど興味深いコンテンツが並びます。

また、「知る」ためのコンテンツだけではなく、ユーザー同士が意見を交換しあう場もあり、戦争について考えさせられる構成になっています。

さらに英語版Webサイトも用意されており、単なるテレビへの誘導だけでなくテレビと共に、世界へ共通のメッセージとして発信していこうという意図が感じられます。

こうしたサイトでは、いかにその問題について考えさせるか、行動につなげるかを考えなくてはいけないと思いますが、パっと見のインパクトある色使いや、当事者のインタビューなどの映像で改めて戦争の恐ろしさを感じさせ、広島や長崎を訪れてみようという呼びかけは、実際に行かなくても投稿された旅行記などを読むことで何かのきっかけにもなると思います。

私もこのWebサイトを見て、海外でも「HIBAKUSHA」という表記を使っているということを初めて知り、これまで見慣れてしまい、素通りしていた戦争の問題について改めて考えさせられました。

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