意匠を支える高い職人の技こそデザインの本質

有名なデザイナー、三宅一生さんのインタビュー記事(テーマは東京ミッドタウンにできた「21_21DESIGN SIGHT」の件)で、こんな言葉を見つけました。

デザインは表層の意匠にすぎない、とみられがちですが、違います。
意匠を支える高い職人の技こそデザインの本質なのです。
(日経新聞4/4夕刊20面)

つまり、その技術があってのそのデザインが存在できると、そういうことを言ってるのだと思います。

確かに、服飾の世界などはわかりやすいですが、デザインだけを見て、その服が良いだの悪いだの言いません。その素材感や加工技術も含めてその服を見ますよね。どういう素材や加工をするかも含めてデザインです。

三宅一生さん曰く、服作りにおいて、職人技がどんどん消えているせいで、昔作れた服が今は再現できないということがよくあるのだそうです。

この記事を見て、デザインが技術に裏付けられるという点では、デジタルの世界も一緒だと感じました。

ただ我々は恵まれていて、職人技がどんどん消えていくということは今は起きていません。むしろ、技術がどんどん進化しているので、それにともなってデザインの表現の幅もひろがっています。

デザイナーがデザインを作成する際に使用するPhotoshopといったソフトの進化もありますが、最近はFlashやAJAXでできることが増えたことのインパクトはだいぶ大きかったですね。

Web業界は、大きな会社になれば分業制になり、デザイナーは専任がいる技術にうとくなりがちだし、逆に小さな会社はマンパワーがなくて、新しい技術を吸収する暇が無いというところも少なくないのかなと思います。

日々進化するWeb技術。
専任のプログラマーのようにスラスラとプログラムがかける必要はなくても、どういう技術で何が実現できるのか、デザイナーは常に技術の進化をチェックしなければならないということですね。

▼21_21DESIGN SIGHT
http://www.tokyo-midtown.com/jp/design/21_21.html

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