Macromedia Flash Player 8 とその可能性

Flash Playerも気づけばもうバージョン8なのですね。
Flash Playerは毎年バージョンが1つずつ上がっていきます(笑)
本日、japan.internet.comで下記のような記事が流れました。

■「Macromedia Flash Player 8」無償ダウンロード配布を開始

http://japan.internet.com/busnews/20050913/5.html

この記事が指摘している今回のバージョンアップのポイントは次の通りです。

  1. Flash Player 8 ではビデオアルファチャネルのリアルタイム合成機能
  2. 低帯域幅でも高画質で表示
  3. 小さなサイズのテキストもはっきり表示
  4. コンテンツ制作者が設置したボタンをクリックするだけでアップグレードを完了
  5. 以前以上にセキュリティを強化


この中で、文章を読んだだけではイメージできないのが(1)ではないでしょうか?
こんな風に短く書かれるとよく分からないですね。
これはたぶんこういうことです。

前バージョンまでに、FlashはムービーをFlash内に持つことができるようになりました。

例えばテレビのようなインターフェースを作って、その中に外部の機器などで撮影・編集した動画を読み込んで表示させることができるのです。
ただ、動画の表示エリアには、その動画しか扱えませんでした。
それが、例えば人物が左から右に歩く映像があったとして、別に用意した背景画像にのみ文字をスクロールしたり、壁の色を変更するといった表現が可能になるということです。
(プレミアなどの動画編集ソフトのレイヤー的な発想ができる人は、この説明でイメージつくと思います。たぶんこういう理解で合ってます。)

Flashは、いまだに“重い”とか、修正の時に“融通が効かない”などと、通常のコーポレートサイトやECサイトにおいては悪者になることが多く、私も最近はFlash仕事が本当に少なくなったと実感していますが、実はさりげなくかなり進歩しています。

少し前まで、例えば15秒のCMをWebサイトで公開するといった場合、Windows Media Player、Real Player、Quick Timeなどにコンテンツを変換して、さらにストリーミングの場合は別途サーバを準備したりしなければなりませんでした。

しかも、Windows Media PlayerはMacユーザーは持っていない、逆にQuick TimeはWindowsユーザーが持っていないということで、両方のユーザーがきちんと見られるように両方用意するというのが常套手段でした。

それが、Flashは前バージョンの段階で、動画を扱えるようになり、かつプログレッシブダウンロード形式といって、データをダウンロードしながら随時再生していく方式で見せられるようになりました。

(ただし、大規模なストリーミングはやはり専用サーバが必要)
Flashは、Windowsユーザー、Macユーザーともに9割以上の普及率を持つプラグインですから、このことは実はウェブ制作者にとっては、結構大きなイノベーションだったのです。

ちなみに、現在のFlash Playerの各バージョンの普及率はこちらで見られます。

http://www.macromedia.com/software/player_census/flashplayer/

マクロメディアはとにかくFlashを、リッチコンテンツのプラットフォームにしたいみたいです。

http://www.macromedia.com/jp/platform/

ちなみに余談ですが、今年4月、マクロメディアは、PhotoshopやIllustratorでおなじみのアドビに買収されることになりました。
この動きに一番神経を尖らせたのがマイクロソフトだと言われています。
なぜなら、マクロメディア&アドビ連合が持っているPDFとFlashは、Windows、Mac、LinuxなどのOS、PDA、携帯電話といった多様なデバイスに対応し、事実上の標準として幅広く使われているからです。
(最近の携帯コンテンツもFlashで作ったものが非常に多いですね)
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