効果的な商品写真を撮る3つのポイント(後編)

写真

みなさん、こんにちは。ウェブラボデザイナーチームです。

今回は、「効果的な商品写真を撮る3つのポイント」の(後編)をご紹介します。

昨年ご紹介した、効果的な商品写真を撮る3つのポイント(前編)という記事の続編です。

ぜひ前編と合わせて商品写真の撮影にお役立てください!

 

前回のおさらい

[ ポイント1 ] ストーリーの設定

  • 商品の魅力を考える
  • ターゲットを考える
  • 使用場面を考える
  • 商品を使ったらどんな気持ちになれるかを考える

[ ポイント2 ] 購買者など、ターゲットに共感してもらう

  • 使用イメージで共感
  • ライフスタイルや価値観で共感

 

[ ポイント3 ] ポイント1・2を踏まえたイメージを装飾する

ストーリーを伝え、共感してもらう写真を撮るには具体的にどんなテクニックがあるのかをまとめました。

1:小物を使う

・商品に関連した小物の場合

利用するシーンに関連した小物を置くことで、その商品を使用する状況をイメージしやすくなります。

coneri渋谷
coneri渋谷 [https://coneri.jp/shibuya/]

例:商品であるお菓子の他に、材料の小麦やバターを一緒に写しています。お菓子の風味が感じられますね。また、お菓子につけて食べる、別売りのジャムも写しています。ジャムと商品であるお菓子を一緒に写すとより美味しそうに見えます。

 

・商品とは関係ない小物の場合

商品そのもののデザイン性が強い場合は効果的です。商品と同じ色の小物を配置するなど、統一感を持たせるとより世界観を表現することができます。

img01
キングジム [https://www.kingjim.co.jp/sp/girly_tepra_SR-GL2/]

例:商品と一緒に、同じカラーのネイルやアクセサリー、植物などの小物を撮影しています。商品が特徴的なため、小物を置いても負けていません。

2:季節や時間を表現する

春夏秋冬がわかる小物や背景、クリスマスやハロウィンなどの季節の行事の中で商品を撮影すると、リアリティが増し共感へとつながります。また、季節だけでなく「爽やかな朝の食卓」、「夜のバー」など時間の演出も同じ効果があります。

img01
AJINOMOTO [https://www.ajinomoto.co.jp/knorr/campaign/asamug/]

例:朝食に向いている商品を、白い背景でただ美味しそうに撮るのではなく、「朝」という時間の「食卓」というシチュエーションだとわかるように朝日のような明るい窓辺で撮影しています。

3:人物を入れる

商品がアクセサリーや服の場合、実際に人が使っている場面を撮影した方が見た人に、より具体的なイメージを持たせることができます。また、カフェやレストランなどの空間の撮影の場合も人物を入れるとリアリティが増し効果的です。

img01
JINS [https://www.jins.com/jp/collabo/nikoand/]

例:商品はメガネですが、モデルさんが着用することによってよりイメージが伝わります。

4:商品自体に演出を加える

商品以外の小物やシチュエーションを別に用意するのではなく、商品自体が演出をする方法です。単体ではシンプルな商品も演出で使用状況を想像させることができます。

img01
VERMICULAR [https://www.vermicular.jp/]

例:料理をしている場面の中で商品の鍋やフライパンを使用する演出をしています。単体で写すにはシンプルな鍋やフライパンでも簡単に使用状況を想像させることができます。

5:あえて単体で写す

商品自体にデザイン的な魅力がしっかりある場合は効果的です。コツは、うるさくない背景で、商品に適切なものを選択すると良いです。

img01
HATSKI [http://www.hatski.jp/]

例:あえて商品のみを撮っています。背景がシンプルで、濃い色のジーパンがよく目立ちます。

その他、効果的な商品写真を撮るコツ

1〜5を取り入れる際に以下を気をつけるとより効果的な商品写真に仕上げることができます。ここからは難しいテクニックが多いので、プロのカメラマンにお任せする際に知っておくと便利かもしれません。

基本は3色以内に抑えましょう。多色になる場合はまとまりを意識します。(料理など多色の場合は同じ色の皿で囲むなど)
人の知覚に影響がある、基本的な配色の法則(例:色相環を基にした補色配色、隣接色相配色など)を参考に色の組み合わせを考えることも大切です。
構図 「日の丸構図」や「三分割構図」など、既に写真をキレイに配置する方法が存在します。ぜひ調べてみてガイドラインとして使ってみてください。
アングル(カメラの角度)やポジション(カメラの高さ)などを変えて写真を撮ると同じ構図でもイメージが変わります。
置き方 商品や小物を枠を作るように整列させて配置したり、逆に乱雑に置いてみるとイメージを変えることができます。例えば、整列させると「おしゃれ」「キレイ」なイメージに、乱雑な配置は生活感や勢いのあるイメージになります。他にも枠で囲む、重ねる、商品や小物の形を揃える、向きを揃えて並べるなどの配置があります。
撮影場所・シチュエーション 室内:窓辺に置く、テーブルの上、壁掛けなど様々な撮り方があり、生活感がある写真が撮れます。
室外:開放感のある写真になります。室内で使う商品でもあえて外で撮ることによって開放感や意外性を演出できます。
使用しているシーン:「人物を入れる・人物に持ってもらう・自分で持つ」の3つを商品によって使い分けると効果的です。
見せ方 小物を使う際のコツを紹介してきましたが、主役は当然商品です。しっかり商品を見せたいときは、ピントを商品に合わせたり、小物は見切れるようにするなどの工夫をして、小物の目立ちすぎには気をつけましょう。
また、前述とは逆に主役の商品を適度に隠す見せ方は、日常の中で商品が馴染む事を伝えたいときに使います。とはいえ、色やトーン、形や配置に気を配り統一感のある写真に仕上げることが必要です。

 

まとめ

自社の大事な商品写真を撮る際は、ぜひ今回ご紹介したテクニックを使ってみてください!少し難しいテクニックもありましたが、まずは[ポイント1:ストーリーの設定]、[ポイント2:購買者など、ターゲットに共感してもらう]をしっかり決めると[ポイント3:ポイント1・2を踏まえたイメージを装飾する]も想像しやすくなると思います。
また、Webサイトだけでなく、SNSなどで商品をPRする写真を撮る際にも活用してみてくださいね。

 

参考図書:「いい写真」はどうすれば撮れるのか? ~プロが機材やテクニック以前に考えること(著者:中西 祐介)

参考図書:インスタグラム 商品写真の撮り方ガイド(著者:中野晴代)

効果的な商品写真を撮る3つのポイント(後編) はコメントを受け付けていません。
  • このページを共有する