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直帰率の目安と改善法

by 山浦 仁 / 2020.05.24

  1. Web制作
直帰率

質問SEO会社の営業マンから「直帰率78%は高すぎる」と言われました。
そもそも直帰率とは何ですか?
どのくらいを目安に改善すれば良いのですか?


直帰率とは、御社Webサイトへの訪問のうち、1ページだけ見て去ってしまった訪問の割合です。
目安は、Webサイトの目的やタイプによって異なりますが、一般的な企業サイトであれば全体で60%程度が目安だと言われています。


直帰率とは


直帰率とは、御社Webサイトへの訪問のうち、1ページだけ見て去ってしまった訪問の割合です。式にすると下のようになります。

直帰率 = 1ページのみ閲覧の訪問数 ÷ 訪問数

サイト全体でも算出できるし、ページ単位でも算出できます。

直帰率の目安は、Webサイトの目的やタイプによって異なってきます。
例えば、縦長のランディングページなどは、下層ページへスムーズに誘導することを目的とした一般的なWebサイトと異なり、あえて他ページへの遷移を無くし、申し込みフォームへの遷移のみ残す形になっているので、直帰率は高くなりがちです。逆に、情報発信系のポータルサイトなどは、直帰率は低くなる傾向があります。

ページ単位で見ていった場合も、目安は異なります。
トップページなどは、50%以内(理想は40%以内)に収めたいところです。しかし、例えば「アクセスマップ」のようなページは、直帰率や離脱率が高くても問題ありません。そのページで、アクセス方法や所在地を確認することが目的だからです。「ヘルプ」などのページも同様です。このようなページでは、むしろいくつもページ遷移しなければならない方が問題があります。


Googleアナリティクスで直帰率を確認する方法


Googleアナリティクスを使えば、ページ毎の直帰率を調べられますし、流入元別に直帰率を調べることもできます。
ここでは、ページ毎の直帰率の調べ方を記しておきます。

Google Analyticsでの直帰率の調べ方
①左メニューから「行動」をクリック
②「サイトコンテンツ」をクリック
③「ランディングページ」とクリック

セッション数(訪問数)が多い順に上位10件が表示されます。
具体的に直帰率が知りたいページが一覧に出てこない場合は、 ④検索ボックスにHTMLファイル名を入力して検索します。


直帰率が高くなる原因と改善法


直帰率が高くなる原因はさまざまですが、主には次の7つが挙げられます。

1. ページが重い

多くの人が、目的のページが表示されず途中で諦めてしまった経験があると思います。
Web担当者としては最も避けたい理由の1つです。

原因は、サーバやネットワークといったインフラに起因する問題と、画像ファイルやソースコードといったコンテンツに起因する問題があります。表示に時間がかかるようでしたら、まずは画像ファイルを軽くする、JavaScript等のソースコードを圧縮するなどの対策を行ってみます。それによってサーバやネットワークの負荷も下がり、表示速度が速くなることがあります。

社内のインフラが恵まれている企業のWeb担当者は気付きづらいので要注意です。


2. 情報が乏しい

ユーザーは、自分が欲しい情報があるかどうか、一瞬で判断しています。情報が乏しいと判断したら、すぐに他サイトへ行ってしまいます。
最近は情報が少ないとそもそも検索エンジンに上位表示されなくなってきたので、このようなケースは以前と比べて減ってきているような気がします。


3. 分かりづらい

こちらは上記の2と違い、むしろ情報は充実しているが故に起こることが多いです。
ユーザーは、「読むのが面倒」「読む気がしない」「自分の知りたい情報が探せない」と思えば、もっとストレスの少ないWebサイトで情報を探そうとします。
このような場合は、情報をカテゴライズする、見出しを付ける、ユーザーの興味順に並べてみる、検索窓を設けてみるなど、デザインやユーザビリティ改善を行って行きます。


4. 他ページへの導線が弱い

ページを下にスクロールしながら読んでいくと、最後に行き止まりになっている場合に起こりやすいです。
特に、最近は“コンテンツSEO”“オウンドメディア”といったトレンドもあり、自社サイトの中にブログを展開している企業も多くなってきましたが、1記事が読みきりのブログにとても多いです。その結果、サイト全体の直帰率が上がります。ブログは、ロングテールキーワードが引っかかりやすく、各ページの訪問数は少なくてもブログ全体で計測すると結構な訪問数があったりします。上手にサイト内を回遊してもらうためのリンクを設けるなどの工夫をしましょう。


5. 広告の内容がランディング先のページ内容とマッチしていない

広告コピーを見てユーザーが期待する情報がランディング先のページにないという場合です。
典型的な例としては、ホテル予約サイトで「新宿 ホテル」で検索したのに、新宿のホテル一覧ページではなく、トップページに飛ばされてしまう場合などがあります。このような例は、大手ホテル予約サイトでもいまだに多く見られます。

一般的には、広告を展開すると、何もしていない時と比べて直帰率は上がりがちです。ある程度は仕方がない部分もありますが、ユーザー目線に立って、上のような明らかなミスが無いかどうか、もう一度確認してみましょう。


6. 外部サイトへのリンクが目立っている

ページの最後に、関連会社や所属団体、アフィリエイトのバナーなどが貼ってあったり、ブログの記事の最後が、引用元サイトへのリンクだったりする場合などがあります。この場合は、バナーやリンクの位置やデザインを変えることで、サイト内リンクよりも目立たないように工夫をしましょう。
また、入力フォームがSSL領域だったり、外部ASPを使っている場合に、アクセス解析ソフトの設定がきちんとされていないために、別ドメインだと認識されているケースもあります。もう一度設定を見直しましょう。


7. デバイス最適化が未対応

デバイスと言っても、主にはスマートフォンのことです。
数年前までは直帰率はまったく問題ない水準だったのに、近年何だか直帰率が上がってきたという場合は、スマートフォンによるアクセスが増えてきたことが原因かもしれません。
今のご時世ではスマートフォン対策は必須ですので、まだ未対応という方は必ずスマートフォン対応しましょう。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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