東京都新宿区のWeb制作会社 - ウェブラボ株式会社

ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

競合分析で現実を見る

2021.09.25

競合チェック

今、弊社のWebサイトリニューアルに向けて、競合のWebサイトをチェックしています。
弊社は既存クライアントからのご紹介以外は、新規集客をWebサイト経由に依存していますので、特に検索エンジン上の競合チェックが必要です。
Web制作業界は、幸いにも大手が存在しないですが、本当に会社の数が多いので、1年も経つと、検索エンジン上に表示されている競合サイトの顔ぶれがだいぶ変わります。
これは、新規の会社が増えていることもあるでしょうが、Googleの検索アルゴリズムの変更による影響もあります。
ですから、自社Webサイトの検索順位のモニタリングと合わせて、定期的に競合サイトをチェックしく必要があります。

 

検索順位のモニタリングや競合サイトのチェックは、普段はスタッフや外部のWebコンサルタントやWeb制作会社に任せておいて良いと思いますが、Webサイトをリニューアルする時ぐらいは、経営者もしくは事業責任者がチェックすることをオススメします。

 

正直、競合チェックは憂鬱です。

「競合チェックが楽しい!」という人を、見たことありません。
なぜ憂鬱かと言うと、今やどの業界でもWebサイトに力を入れる会社が増えているので、競合サイトの数が減っている!とか、退化している!といったことは、ほぼ100%無いからです。
Webの世界は後出しジャンケンですからね。競合も御社のWebサイトをチェックして、それよりも良いものにしようと頑張るわけです。
気づいたら、競合サイトがカッコよくリニューアルされて、自社よりも上位表示されていたり、今まで知らなかった競合サイトがいたり、都合の悪い、気分が悪くなる風景が展開されていることの方が多いです。

 

だから、現実を見るために、あえて経営者もしくは事業責任者がチェックした方が良いのです。
憂鬱になったり、苛ついたりするかもしれませんが、同時に危機感も出てくると思います。そして、競合サイトに対して、自社サイトはどうあるべきか、どう差別化すべきかといったことを真剣に考え始めます。時には、そこから新しいサービスのヒントや、既存サービスの改善案なども出てくることがあるかもしれません。相当に優秀なスタッフでない限り、そこまでは考えが及ばないものです。ですから、経営者もしくは事業責任者がチェックした方が良いのです。

 

定量分析と定性分析

最後に、競合分析のポイントを記載しておきます。

 

競合分析をしていくときは、大きく分けて、定量分析定性分析があります。

 

定量分析は、競合サイトの流入数やページ数、検索順位、被リンク数といった数字で測れる情報の分析です。

 

流入数は、SimilarWebというツールを使うと調べられます(無料版でもOK。但し、アクセス数が少ないWebサイトは数値が出てきません)。

 

ページ数は「site:」コマンドを使って調べられます。例えば、www.example.com というWebサイトのページ数を調べたければ、ブラウザのURLのところに「 site: www.example.com 」と入れます。すると、ヒット件数(ページ数)が表示されます。この件数にはPDFも含まれますから、PDFを除いた数字を知りたい場合は「 site: www.example.com/ -filetype:pdf 」と入れます。

検索順位は、ブラウザのシークレットモードで調べるのも良いですが、普段から順位をモニタリングするのであれば、いろいろなツールがありますので、そういったものを利用するのが良いです。有名なものがGRCというツールです。

 

被リンク数は、Hanasakiganiというツールがオススメです。

 

次に定性分析です。定性分析とは、デザインやコンテンツの内容、キャッチコピーの文言や写真、ユーザビリティといった数字で測れない情報の分析のことです。
こちらは基本的にツール(無くはないのですが)というよりは、目視で見ていきます。

 

 

経営者もしくは事業責任者は、定量分析については、完全に作業なので、スタッフや外部の業者にやってもらって報告を受ければ良いと思います。
定性分析の方は、前述の通り、定期的にご自身でチェックしましょう。
憂鬱になったりするかもしれませんが、私も含め、みんなそうですから、そんなものだと思って、後出しジャンケンですから、そこは冷静に次の打ち手を考えていきましょう。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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