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“モノ”と“コト”の間

by 山浦 仁 / 2017.01.29

  1. マネジメント

来週、税務調査が入ることになり散らかった書類や書籍を片付けました。(この忙しい時に勘弁して欲しい!)

片付けをしながら、「最近、本と、仕事に必要な消耗品以外モノをほとんど買っていない」ということに気づきました。

一通り必要なモノは既にあるし、買い物する時間も無いし、何よりもうモノを置く場所がないのです。



■世の中、“モノ消費”じゃなく“コト消費”の時代と言われて久しいですよね。

私の親(60代です)を見てても、生活に必要な日用品以外、ほとんどモノを買っていません。

反面、たまに旅行には行っているようですが、年齢的にも、もう“モノ”を買うということは、ますます減るのだろうと思います。

若い人も、自分が20代のころと比べてモノに執着のある人が少ないなと感じます。

私なんかは「ポルシェ買いたいな」とかいつも思っていましたが、「車が欲しい」というような所有欲が希薄です。

かと言って、全然お金を使わないということではなく、シェアエコノミー系のサービスなんかは積極的に利用するし、ディズニーランドやUSJ、音楽やお笑いライブなんかには若い人がいっぱいいたりするわけです。

朝活なんかも若者中心だし、スクールビジネスも盛況ですね。

「人生がときめく片づけの魔法」

とか

「フランス人は10着しか服を持たない」

といった本がベストセラーになる時代なのでモノを持たないというのがトレンド、まさに「モノ消費」ではなく「コト消費」の時代なんだと思います。



■企業側からすると、“モノ”は生産効率を上げやすいし、ヒットしたら大きな果実を手にできますが、コモディティ化しやすい。

“コト”は“役務”が発生するものが多く、ビジネス効率が悪い場合が多いですが、コモディティ化しにくい。

コモディティ化と最も縁遠い仕事がお笑いやミュージカルでしょうか。

ビジネスを企画していく時、この観点が大事だと思っています。

時代のトレンドは、もうコモディティではないですし、コモディティで勝負しようとしても大手には勝てません。

たとえ、モノを売っていても、どこかにカスタマイズの要素を入れるとかエンタメ性というか、精神的充足を伴い、かつ、大手企業が面倒に思うようなコト消費の要素を入れてみるような工夫が欲しい。

“脱ショッピングカート”と言い換えても良いですね。


逆に、全てが役務でオーダーメイドの商材を扱っているなら、どこかモノ的(既製品)な部分を作って、効率化できないか考えてみる。

当社のサイト職人なんかは、そういう発想で作ったサービスです。

新しい商材ラインナップを増やしたい時、“モノ”と“コト”の間、“商品”と“役務”の間に、“儲かりポイント”があるような気がしてます。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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