情熱という武器

薔薇のイメージ今から13年前の2001年、私がまだ駆け出しのアシスタントディレクターだった頃、某クレジットカード会社のWebサイトのリニューアルプロジェクトに携わる機会に恵まれました。

そのプロジェクトは、2000ページ程ある大規模サイトを1ヵ月半後に控えた株主総会までにリニューアルするというもので、制作規模としても、当時私が在籍していた会社でも年に1回あるかどうかという大きなプロジェクトでした。

2000ページというと、CMS全盛の現在ではそれほど大きなプロジェクトという感覚はないかもしれませんが、当時はCMSなどを使わずほとんど全てのページを手作業で作っていたので、かなりの作業量だったのです。

相手は大企業で、株主総会で披露する大切なWebサイトなので、制作前の打ち合わせも念入りに行いました。

そして、やっと実制作が始まったのが、株主総会まで残り20日を切ったあたり。
株主総会に間に合わせるのは必須だったので、制作作業終盤は何度も徹夜をしました。

今振り返れば、もっと上手くやれたと思うことが沢山あります。

制作スタッフにも相当な無理を強いてしまったし、徹夜なども回避できたかもしれません。
そのころの私は、今と比べると圧倒的にスキルが足りませんでした。
でも今の私が持ちえないほどの情熱だけはありました。

  こんな大きなプロジェクトを任せてくれた会社の期待に応えたい・・・

    クライアント社内で「良いじゃん、これ」と言ってもらえるようなものにしたい・・・
      そしてネット業界誌などで取り上げられるようなものを作りたい・・・

 いろんな考えやアイデアをクライアントや制作陣にぶつけて

    認められたり、砕けたり、怒られたり・・・

プロジェクトが終わってクライアントと反省ミーティングを行った際に、クライアント側の責任者だったSさんから

「山浦さん、疲れたよ」
と笑顔で言われたことを今でも鮮明に覚えています。
私はSさんのチームに対してもスケジュール的にいろいろ無理を言いました。彼らも徹夜で我々の制作物をチェックしてくれたのです。

そんな稚拙な制作進行だったにも関わらず、それ以来、ウェブラボ設立後の現在でも、Sさんは私にいろいろと相談をしてくれます。本当にありがたいことです。

情熱は伝わります。

技術も大切ですが、それ以上に大切なものかもしれません。

周りを動かす情熱家になろう。

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