ペルソナを1つに絞るのはもう古い?

Webサイトとペルソナ先日、とあるWebマーケティングに関するシンポジウムに参加してきました。
アメリカでの最新事例などがいくつか紹介されていたのですが、今日はその中で紹介されていた「マイヤーズブリッグズタイプ指標」なるものを使って“ペルソナ”を考えるというセッションが興味深かったので、それについて書きたいと思います。

ペルソナマーケティングでは、通常、特定の1人のプロフィールやニーズ、欲求などを深堀し、その1人に刺さるようなキャッチコピーだったりWebコンテンツを作ったりしていきますよね。

しかし、マイヤーズブリッグズタイプ指標を使ってペルソナを考えていく場合は、1人に絞るということをしません。人は大まかに下図のような4つの性格に分類される※とし、その4つに対応するようにWebコンテンツを作っていくという考え方をしていくのだそうです。

※正確には4つではなく、もっと細かく分類され、その中から自分の見込み客に近い4~7タイプ程度を選択するのだそうです。

マイヤーズブリッグズタイプ指標

Competitive

一番でいたいという欲求が強く、競争的で論理的。
好奇心旺盛で、すべてのオプションを見てみたい。
せっかちで、非効率なものにはイライラし、より効果的な製品やサービスを望んでいる。
what ? タイプの疑問を持つので、それに応えるコンテンツが有効
例えば
  • あなたは私のために何ができるのか?
  • 競合と何が違うのか?
  • どんなメリットがあるのか?
具体的には、競合比較表、どう節約になるのか、言うまでも無く明白な事実など

Spontaneous

浪花節の人たちで、フレンドリーな顧客サービスが重要
新しいアイテムが大好きで、即座に得られる満足が動機。競合云々より、あなたの商品・サービスが興味深いかどうか
すぐに魅了され迅速に行動する反面、興味を失うスピードも早い
why ? タイプの疑問を持つので、それに応えるコンテンツが有効
例えば
  • なぜあなたが最善の解決策であると言えるのか?
  • なぜ私はそれによって必要な結果をすぐに得られるのか?
  • あなたの製品やサービスをカスタマイズすることはできるか?
  • 私の選択肢を絞ることに役立つか?
具体的には、新着、トップセラー、魅力的な大きな画像など

Methodical

根拠が欲しい人たちで、論理的で十分な証拠が重要
長いページでも一番下までスクロールして、全ての事実や細かい数字等を読み込んでいくタイプ
how ? タイプの疑問を持つので、それに応えるコンテンツが有効
例えば
  • どのように動作するか?
  • どのような仕様か?
  • あなたはどのような経験や知識を持っているか?
  • 成功する保証、根拠は?
具体的には、グラフ、表、統計が有効など

Humanistic

義理堅いタイプの人、個人的な関係を重視する
購入者のコミュニティに受け入れられ、サポートされたい
意思決定は遅いが、一度深い関係を築ければ、義理堅く繰り返し購入してくれる
who ? タイプの疑問を持つので、それに応えるコンテンツが有効
例えば
  • あなたは誰?私はあなたを信用できる?
  • あなたと一緒に仕事をしたいと感じるか?
  • 誰があなたの商品・サービスを使っているのか?
具体的には、お客様の声、ケーススタディ、フォーラムやコミュニティへのアクセス、返金保証など

これら4つのタイプは、1人1人をどれか4タイプに完全に分類できるというよりは、1人の人間の中にこの4つは混在していて、人によってどこかが強く出るような偏りがあるイメージだとも言っていました。

また同じ人でも、シチュエーションによって、出るタイプが変わることがあると。
だから、4つに対応するようなコンテンツを作らなければならないということです。

確かに、それぞれのタイプに刺さる具体的なコンテンツ例をみていくと、どれも重要な要素ばかりです。

ただ私には、コピーライティング、特にキャッチコピーを書くときは、やはり1人をイメージするほうが書き易いし、4タイプに対応するキャッチコピーを器用に書く自信がありません。それに、コピーライティングは、やはり一人に向けて書くほうが反応率が高いものになるような気がするのです。

しかし、ユーザーの心理面にスポットを当て、それらの心理に対応するようにWebサイトのコンテンツを網羅していくという考え方は、コンテンツ企画にあたってヒントになるし、面白いのではないでしょうか。

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