印刷するクーポンは古い?時代はネットクーポンへ

20150408

先日、会社の近くにラーメン屋が開店しました。お店の前でクーポン付きのチラシを手渡されたので、物は試しと思い、早速その日の昼食をいただくことにしました。店内は満員御礼、ほとんどの人がクーポンを握りしめているのを見ると、私達はつくづくお得なクーポンに踊らされてしまうのだなあと思います。

かつてクーポンといえば、新聞の折込チラシ、「ホットペッパー」に代表されるフリーペーパー、あるいは雑誌やムックの中ほどに挟まっている切り取り型のものが主流でした。しかし今ではその手軽さから、PCやスマホで取得するネットクーポンを利用する人が増えています。「グルーポン」のような共同購入クーポンサイトがブームになったことを覚えている方も多いのではないでしょうか。

今回は2014年に発表された調査から、最近のクーポン利用事情について考えてみましょう。

「新規顧客獲得のためにクーポンを考えているけど、どんな媒体で出せばよいか分からないなあ・・・」

そんなお悩みを抱えている方、必見です。

PCで取得したクーポンが一番人気

調査によると、最も利用頻度の高いクーポンは、各年代を通して「PCサイトで取得した」ネットクーポンでした。若い人ほどネットクーポンを利用するだろう、ということは何となく想像がつきますが、なんと50代の方のネットクーポン利用率が55.9%、60代の方の利用率も52.3%と高い結果が出ています。これは20代、30代の利用率よりも15~20ポイントほど高い数値ですから、いかに高年齢層がネットクーポンをアクティブに使っているかがよく分かります。

一方、「スマートフォンで取得した」ネットクーポンになると、そこはやはり最新デバイス、20代や30代の若年層の利用が目立ちます。最も多いのは30代の26.0%で、最も少ない50代の4.3%と比べると、相当な差が広がっていることが分かります。

ネットクーポンの他にも、LINEなどのアプリから取得するクーポン、メルマガについてくるクーポンなどについても、各年代で少しずつ利用されていることが分かります。一方、紙媒体に関しては、クーポンの王道ともいうべきフリーペーパーが数字を確保しているものの、全体としてはやや寂しい利用状況となっているようです。

そのクーポン、ちょっと待った!

少々話は変わりますが、最近、「統計学」という言葉を目にする機会が増えていませんか?「統計学が最強の学問である」というエキセントリックなタイトルの本がベストセラーになったこともあり、注目を集め始めています。統計学というフィルタを通すことで、私達の日常生活の中にも、これまで考えもつかなかった、目を疑うような真実を発見することが出来ます。

「ヤバい統計学」の著者カイザー・ファングは、クーポンが果たして本当に利益を生み出すものなのかについて統計学を使って分析しています。詳細は省きますが、彼の分析によれば「クーポンによって増えた利益」と「クーポンによって減った利益(割引などによる損益)」を天秤にかけた時、必ずしも増えた利益が多いわけではないと述べています。

年代を問わず多くの人が利用しているネットクーポン。顧客獲得のため、使わない手はありませんと言いたいところですが、クーポンも作ればそれでOKというものではないのです。

レッツトライ・アンド・エラー

複雑化したビジネスの世界には、「こうすればOK!」という簡単な正解はありません。だからこそ多くの戦略が生み出され、議論がなされているわけですが、やはりその中で大事なことは様々な方法を試し、最適な方法を見つけていくプロセスを作ることではないでしょうか。

Google Analyticsなどを使って、ユーザーの反応を分析できることもネットクーポンの特長の一つ。自分のサービスに合ったクーポンを考え、新規顧客の獲得に繋げましょう!

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