今話題のモバイルファーストとは?

今話題のモバイルファーストとは?

はじめに

「モバイルファースト」という言葉をごそんじでしょうか?ここ数年間で急速に普及したスマートフォンやタブレット端末でのWebサイトアクセスが急増したことを背景に、広く使われるようになったこの言葉。

Webサイトを開発・制作したり、あるいは運営していくうえでは欠かすことのできない考え方となっています。

今回はそんなモバイルファーストの考え方についてご紹介します。

モバイルファーストとは?

まずは、モバイルファーストの基本的な考え方をご説明しましょう。

モバイルファーストの「モバイル」は、ごそんじの通りスマートフォンやタブレットなどの「持ち運び可能(モバイル)端末」を意味します。

モバイルファーストとは、こういった端末向けのWebサイトやソフトウェアを、パソコン向けなどよりも優先的に、あるいは同時に公開する、という考え方のことをいいます。特にWebサイト制作や開発、運営に携わる人の間で浸透している考え方で、背景には当然のことながら、近年のスマホ・タブレットブームがあります。

今、モバイルファーストが注目される理由とは

従来は、それほど携帯端末向けのWebサイトやソフトウェアに注力せず、どちらかといえば「PC版のおまけ」程度考えられることが一般的でした。

確かにガラケー時代はWebサイト閲覧だけを見ても、現在よりストレスを感じていましたし、ましてやアプリを使うなんていう発想はほとんどありませんでしたよね。

それが今ではジャンルによっては逆転し、例えば飲食店の検索やチケットの予約をスマートフォンで済ませるほうが自由度が高いと感じている人も多いでしょう。

このようにスマートフォン・タブレット端末の普及でユーザーのニーズが変化していることからモバイルファーストの考え方が浸透してきたのです。

モバイルファースト=スマホ向けサイトをまず作ること?

このように説明すると、「つまりモバイルファーストは、スマートフォン向けのサイトを最初に作るってことなのか」と解釈する人もいるでしょう。しかし、単純にそういった作成手順の話ではないのです。なぜか。それはコンテンツによってユーザーの使用する端末、必要とする機能や情報が大きく異なるからなのです。

なぜか。それはコンテンツによってユーザーの使用する端末、必要とする機能や情報が大きく異なるからなのです。

例を挙げてみましょう。

先ほど挙げた飲食店検索の場合、急に友人や上司から誘われて訪れるようになった場合はスマートフォンを使ってさっと検索するでしょう。一方、交際相手を食事に誘って、あるいは接待のセッティングとして数日前から予約を入れる場合はどうでしょう。スマートフォンではたくさんの情報を横並びに比較して見るにはストレスを感じる場合もあり、PCを使って情報を得る場合もあるのではないでしょうか。

あるいはチケット予約はどうでしょう。

コンサートやバスチケットなど、すでに買うものが決まっている場合はスマートフォンからアクセスしてサクッと購入したい場合があります。しかし、海外旅行の航空券をとる場合はどうでしょう。あるいはプリントが必要となるチケットを予約する場合はどうでしょうか。必ずしも携帯端末を使うわけではなく、PCからの予約をする人もいると想定されます。

身近な例を挙げましたが、このようにコンテンツの内容や状況によってユーザーのニーズは大きく変わってきます。モバイルファーストはこういったニーズをしっかりと把握し、分析したうえではじめて実践することができるのです。

どのような状況でアクセスしているのか、どんなコンテンツを求めているのか、何回目の訪問なのか、会員登録している割合はどれくらいなのか。こういった顧客情報、ニーズの分析なしに単純にモバイル向けコンテンツを作ればいい、という話ではないのです。

レスポンシブ・Webデザイン導入も一つの手段

PC向けのWebページを再度モバイルサイト向けに作り直すのは、単純に倍の時間と労力がかかります。レスポンシブウェブデザインを採用すれば自動的に表示画面を整えてくれるため、再度Webサイトを構築する手間が省けるため、モバイルファーストを実現するうえで重要な手段の一つとなっています。

もちろんこの手段にはメリットとデメリットがありますから、それを考慮してうえで採用を判断すべきですが、レスポンシブデザインという言葉は覚えておいても損はありません。

おわりに

モバイルファーストの考え方についてご説明しました。いかがでしたでしょうか。

初めてモバイルファーストという言葉を知ったという方もいるでしょう。Web制作・運営のうえではこの考え方は今後より根強くなっていくと想像されます。

大切なことは、単純にモバイルコンテンツを最優先させることではなく、ユーザーのニーズがどこにあるのか、的確に把握したうえでWebサイトの制作・運営を行っていくことです。

そのうえでモバイルコンテンツを充実させるべきか、あるいはPCユーザー向けコンテンツを充実させてモバイルコンテンツの優先順位を下げておくといった判断をすることが求められるのです。

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