Google検索の利用者が減少傾向に。その背景とは

Google検索の利用者が減少傾向に。その背景とは

人物やモノ、事象など、ありとあらゆるものの情報を調べることができるのが、ネット検索。

私は相も変わらず、なにかとgoogle先生のお世話になっている一人ですが…。実は最近、その傾向に変化がみられるそうなんです。

どんな変化かというと、Google検索の利用者が減っているそうなんですよ。

web検索に変化の兆し?

eMarketerというニューヨークに本社のある調査会社があるのですが、その調査報告書によると、どうやらスマホやタブレットのアプリを使って検索している人が増えたために、検索エンジンの利用者が相対的に減っているらしいんです。

広告費の割合でみると顕著なのですが、2012年にはgoogle検索が82.8%のシェアで、other(アプリ含む)がたった5.4%、それが年を追うごとに反比例の関係となり、2016年にはgoogleが64.2%、otherが29.7%まで減増しているんですね。

これはアメリカの調査資料ですが、国内でもスマホユーザーの増加が、スマホ固有のインターネットサービスの利用増につながっている状況にあり、ほぼ似たような推移をたどっていると推測できます。

実際に、ニールセンという会社が2015年に発表した調査では、PCのインターネットサービスの利用者が、トップは

  • 「Yahoo!」の3892万人(増加率-5%)
  • 「Google」の2491万人(同-11%)
  • 「FC2」の1986万人が続くのに対し、

スマートフォンではトップは

  • 「Google」の4735万人(増加率19%)
  • 「Yahoo!」の4446万人(同19%)
  • 「LINE」の3808万人(同25%)
  • 「Facebook」の3536万人(同19%)
  • と、PCユーザーが減った分以上に、スマホユーザーが増えています。

アプリに関して言えば、

  • 「Line」が3644万人(増加率23%)
  • 「メルカリ」491万人(211%)
  • 「Instagram」611万人(117%)
  • 「Facebookメッセンジャー」1001万人(107%)
  • と、ものすごい勢いで増加していることがわかります。

こうしたアプリ利用者の増加の勢いで、Googleはモバイル広告の市場で占有していた80%もの取り分が、この2年間で17%も減少してしまうという憂き目に。

デスクトップ広告では依然としてその巨大なシェアをキープしているものの、多様なアプリが存在し、それに紐づく広告も多いスマホではそうは行きません。InstagramもFacebookも、アプリをダウンロードするユーザーが増えれば増えるほど、その広告市場も巨大化していきます。検索広告に出向していた企業がごっそりとこれらの広告に移ってしまうわけですから、googleは痛いハズ。

web検索の多様化

じゃあなぜ人は、検索するのか。

そんな根本的なところから考えてみましょう。
まずgoogleなどの検索エンジンを使って検索する場合、一言で言えばオールジャンル、いつでもなんでも好きな時に検索し、「それなり」の情報を得ることができます。まあ言ってみれば汎用的に使えるのが検索エンジンです。
その実、裏を返せば、浅く広くしか情報を調べられない可能性が高いともいえます。検索で上位にあがってくるサイトというのは、そのキーワードの概要をひとまとめにしたものがほとんどでしょう。皆が役に立つ(と思っている)サイトですから、ニッチな情報が掲載されていてもいなくても良いわけで。

専門家も感心するような本当に詳しい情報が掲載されているサイトは、ニーズが少ない(詳しい情報を求めている人が少ない)ため、なかなか検索上位には上がってこられず、それゆえ詳細な情報にはありつけないことが多くなります。

「アプリ」検索の使い勝手の良さ

そうしたジレンマを解決するのが、それぞれのジャンルに特化したアプリです。アプリを使ったほうが便利で詳しいわけですから、絶対そっちを使いますよね。例を挙げると、ぐるなびがわかりやすいかも。

検索エンジンでレストランの名前を検索すると、公式サイト、個人のブログ、ぐるなび、食べログなどなど、いろいろたくさん出てきてほしい情報にたどり着くまでに、時間がかかりますよね。ぐるなびのアプリを使えば一発でそのレストランの情報に行きつきますし、必要な情報だけを見ることができます。

電化製品について知りたいときは「価格com」のアプリを使えば、一発で販売店、価格目安、製品のスペック、口コミなどが見られます。同じように、美容室の検索には「Hot Pepper Beauty」、「グノシー」などはエンタメ系のネタやコラムを、わざわざgoogle検索しなくてもサクッと閲覧することができます。

このように、より便利な方へと流れていくうちに、知らずのうちにGoogleに触る機会が減っている人も結構いるのではないでしょうか。

まとめ

依然、WEB広告市場でGoogleが寡占に近い状態なのは変わりません。

ただ、今回ご紹介したニッチアプリの登場により、アプリ独自の広告メニューが増えてきている現状も一方であります。そうした背景から広告を出稿する際には、自社のターゲットや商材にあったアプリの広告のほうが、より効率的な集客ができる可能性があることもしっかりと頭に入れておくと良いかもしれません。

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