気になる人工知能のビジネス活用

気になる人工知能のビジネス活用

最近なにかと注目の「Deep Learning(ディープ・ラーニング)」とは

人工知能はartificial intelligence を略して「AI」と呼ばれます。その中でも今、最も世界中で注目を集める技術が、「50年来のブレークスルー」として注目される「ディープラーニング」です。

実際、その可能性を海外の大企業が高く評価していて、ディープラーニングの開発には莫大な投資が行われているようです。5~10年後、ディープラーニングによって、どのような夢の世界が実現されていくのか、企業の大小問わず、ビジネスへの実用面での期待も高まります。

これまでの人工知能の分野では、特徴を抽出したり、判断したり、例外のデータに対応したりする事が難しかったのです。しかし、ディープラーニング(深層学習)は、人間の脳神経細胞が知覚し認識していく過程のアルゴリズムを、人工知能に応用して役立てられないかと開発されたニューラルネットワークの機械学習の一種であり、他の機械学習の手法では再現できないほど精度の優れた深層学習をしてくれるのだそうです。

人間が行っていたあらゆるビジネスの局面で活躍することも大いに期待されるからこそ、「人工知能の革命」と注目を浴びているのです。

今後人工知能をビジネスにどのように活かせるか?

ディープラーニングは、今後我々にどのようなビジネスサービスを提供してくれるのでしょう。身近な分野では既にディープラーニングの恩恵を受けたサービスは開始されています。

例えば、iPhoneユーザーにはお馴染みの「Siri」。これもディープラーニングを駆使し、人工知能が人の発する音声を認識することが出来るシステムで、登場した時には大変に話題になりました。数年経った今も進化し続け、自然会話の聞き取りやマッチング、会話力の精度も着実に進歩しています。同様にAndroidでも、「しゃべってコンシェル」等、Siriと同じようなアプリがあります。

Siriは、本来は検索システム機能に重点が置かれたものとして始まりましたが、これだけ普及した現在は、その会話解析能力に注目が集まり、Siriと会話をすることに面白さを見出す人達も出てきています。

このSiriは飽くまでも人に身近なディープラーニングのインツールとして、今後はテレビのスイッチや部屋の明かりを声で操作する等、様々な家電メーカーとの連携が期待されています。自動車会社のトヨタが走行中の危険なスマートフォン操作に待ったをかける為に、ラジオCMから音声で「Hey Siri」機能を使い、iPhoneを「機内モード」にして走行中の安全を図ろうとしたというニュースが世界を驚かせました。(「Hey Siri」は、iOS8以降のiPhoneで使える技術で、ボタンを長押しせずともSiriが起動する機能。)

同じ音声認識では、日本のソフトバンクから提供するロボットのPepper、また掃除機にもディープラーニングを搭載した製品が発売されています。

比較的ディープラーニングの強みとも言われる「画像認識」の分野では、監視カメラにも既にディープラーニングが実装されています。個人の特徴抽出における技術も高く信頼されており、商店街の監視カメラでは、消費者の購買行動の分析や解析に役立てられてもいます。

今後もディープラーニングを搭載した製品がどんどんと生み出され、市場を席巻していくことでしょう。

膨大な潜在層を獲得するために広告配信でも人工知能を活用

今や誰もがネットを使うことが常識となりました。この莫大なユーザーを莫大な新規顧客層、或いはコンバージョン層と見なし、ビジネスに活用しようという動きが以前からあります。

ブラウザに表示される広告が、何故か自分の趣味趣向に近い商品だったりすることはないでしょうか?前述した人工知能の分野が最もビジネスに反映されているのが、こうした広告配信システムの分野です。

あなたの検索履歴、SNSでの行動履歴、ショッピングサイトでの購買履歴、そういった情報が、私たちが思った以上に、サイト横断的にビックデータとして蓄積されています。一方で、膨大な広告配信及び結果に関するデータも蓄積されています。

人工知能を活用することで、そうした膨大な情報から、クリックされやすい広告配信ルールやパターンを見つけ出して広告を配信していくことができます。気が遠くなるようなパターン数を人間の力だけで管理していくには限界があります。このような分野は、今後は人工知能の独断場になるでしょう。

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