表示するだけでウイルス感染?不正広告の罠に気をつけよう

表示するだけでウイルス感染?不正広告の罠に気をつけよう

近年のインターネット技術の目覚ましい進化により、私達の生活はどんどん便利になってきました。しかし当然、ポジティブなこともあればネガティブなこともあります。コンピュータウイルスなどによるサイバー被害はまさにその一例で、近年、その手口は巧妙化を極めています。

最近では驚くべきことに、ネット広告がスパムサイトへ誘導し、ウイルスに感染してしまう被害が急増しています。このようなサイバー攻撃のツールとして使われるネット広告は、不正広告(マルバタイジング)と呼ばれています。

こういった不正広告をクリックし、リンク先のWebを閲覧しただけでウイルス感染する被害は以前からありました。しかし、今回報告されているケースでは、不正広告が「表示された」段階で感染してしまうようです。要するに、ただ単にネットサーフィンを楽しんでいるだけで、トロイの木馬などのコンピュータウイルスに感染してしまうおそれがあるのです。

今回は、そんな不正広告に対する対策を大きく2つに分けてご紹介します。一つは、インターネットを使う一人のユーザーとして何をすべきか。そしてもう一つは、インターネット上でビジネスを行うWeb担当者として何をすべきかです。

ユーザーとしての対策

ユーザーとしてできる対策は、残念ながら基本的なものに限られています。しかし、そんな基本的な対策をおろそかにしている人が多いこともまた事実です。

  • OS・ソフトは自動更新にして、更新プログラムを速やかに適用
    WindowsやMacOS(OSX)など、コンピュータのOSは定期的にセキュリティアップデートを行っています。また、各種ブラウザやアプリケーションについても同様です。定期的にアップデートがないか確認し、最新版に保っておくようにしましょう。特にAdobe Flashは狙われやすいプログラムですので、注意しましょう。
    最新版を保つうえで、自動更新(自動的に最新版アップデートを通知し、更新する設定)がおすすめです。しかしWindows Updateなどでは、最新版にアップデートすることにより、動作不良を起こすことがまれにあります。自動更新で動作がおかしくなったら、すみやかに調査し、サポートに問い合わせるようにしましょう。
  • セキュリティソフトは必須
    McAfeeやNorton AntiVirusなどのセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)はもちろん必須です。こちらも常に最新版に保ち、定期的にコンピュータースキャンをするような設定にしておきましょう。

Web担当者としての対策

Web担当者としては、自社Webサイトで不正広告を配信しないこと、あるいは自社が配信する広告をスパムと勘違いされないような配慮が必要です。

  • 信頼できる広告配信システムを選ぶ
    広告配信システムには様々な種類があります。手数料が安かったり、一件あたりの収入が大きいからといって怪しげな広告配信システムを選び、その結果不正広告を配信してしまっては元も子もありません。Google AdSenseなど、信頼できる広告配信システムを使うようにしましょう。
  • バナーのデザインに気を配る
    不正広告はデザイン上、どこか違和感があることが多いと言われています。ユーザーが「スパムではないか?」と勘違いしないように、広告のデザインには十分に気を使う必要があります。自社で満足のいくデザインに仕上がらない場合は、Web制作会社などに相談しましょう。

サイバー攻撃とそれに対する対策は、インターネットの永遠のテーマです。Web担当者は、ユーザーとしてしっかりと対策し、被害者にならないよう気を配りつつ、自社Webサイトがウイルスの温床とならないように目を光らせておく必要があります。
組織が大きくなればなるほど、サイバー攻撃の対象となりやすく、また被害も大きくなります。自社のビジネスを守るためにも、準備に警戒するよう心がけましょう。

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