どちらを使う?メルマガとSNSの使い分け

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最近、お客様からこんなお問い合わせをいただくことがあります。

「メールマガジンって、もう時代遅れなんですか?やっぱりtwitterとか始めたほうが良いんですか?」

近年のSNSの爆発的普及に伴い、たとえ大企業でなくとも、多くの企業がSNSアカウントを運用するようになりました。ユーザーはお気に入りの企業アカウントをフォローし、新しい商品情報や、お得な割引情報を入手しています。またNHKや東急ハンズなどの公式アカウントは面白い投稿をすることで人気があり、何万、何十万という数のフォロワーを抱えています。

ホームページをユーザー自ら訪問する「プル型メディア」とすれば、メルマガやSNSはこちらから能動的に情報を提供することができる「プッシュ型メディア」の性質を持っています。しかし、結論からいえば、そのメディア性質に共通点はありながらも、その2つは異なるメディアだといえます。

つまり、冒頭のお問い合わせに対する答えはこうなります。

「いえ、メールマガジンは時代遅れなんかではありません。場合によっては、twitterを始めるよりもずっと有効な手段になり得ます。」

2011年、大手Web制作会社IMJが運営するモバイルナレッジラボが、メールマガジンとSNSについて比較調査を行いました。今回はそのデータを基に、メールマガジンとSNSの特徴を考えていきましょう。

「打てば響く」メールマガジン

メールマガジンを送るにしてもSNS上で投稿するにしても、そこで発信した情報を読ませて終わり、というようなパターンは案外少ないのではないでしょうか。多くの場合、本文中に新商品の情報を記したページのURLなどを貼って、そのページへ誘導を促したりするものです。

メールマガジンの特長の1つとして、読んだユーザーに対し「実際に行動させる」率がSNSよりも高いという点が挙げられます。ここでいう「実際の行動」にシェアやいいね!は含まれず、例えば店頭に足を運んだり、実際に商品を購入したりすることを指しています。

そういった行動を喚起する力は、SNSよりもメールマガジンの方が高いというデータが出ています。個々の具体的な数字は省略しますが、例えば「商品・サービスを購入・利用した」といった項目では、SNSで情報を取得した場合の13.4%に対し、メールマガジンで情報を取得した場合は35.9%と高い数値を記録しています。

HTMLメールマガジンで豪華な表示も

SNSとの比較において、もう1つ優位な点をご紹介します。それは作り込みができるという点です。SNSの投稿には文字数・デザイン・レイアウトなど多くの制限がありますが、HTMLメールのような技術を使えば、まるでホームページのような見た目のメールマガジンを作ることも可能です。弊社のメールマガジンも同技術を使っていますが、季節ごとにイラストを添えたりと、まるで定期刊行誌のようなワクワク感を与えるのに一役買っています。

「情報を広めてくれる」SNS

それではSNSの特長の話に移りましょう。SNSとはソーシャル・ネットワーキング・サービスの略です。それはつまり、人と人、人と物のつながりをサポートしてくれるサービスを意味します。

SNSの強さはまさに「つながり」にあります。調査データを見ても、情報を受け取ったユーザーが「話題にした」「SNS上で友人に勧めた」といった項目は、メールマガジンよりも高い数値になっています。実際の行動を喚起するといった点ではメールマガジンに分がありますが、認知度を高める、話題にされるといった点ではSNSは有効なメディアのようです。

日常に寄り添う情報発信SNS

さて、少しだけ視点を変えてみましょう。調査の中には、「解約・解除への意識」についても問われています。メールマガジンであれば購読解除、SNSであればフォローを外すといった行為ですが、送信側とすれば、出来ればユーザーに解約・解除されることは避けたいはずです。調査によると、メールマガジンの購読者の内80%弱の人が解約を検討したことがあるといった回答になっています。それと比べ、SNSの場合は50%弱ですから、メールマガジンよりも解約リスクが少ないことが分かります。

SNSはタイムラインが自動的に流れていく仕組みのため、たとえユーザーにとって興味のない情報が流れてきたとしても、時間が立てば消えてしまいます。そのため、わざわざ解約しに行く手間をかけずに済みます。しかしながら、メールマガジンはこちらから削除しない限り残りメールボックスに続けるため、興味のない内容だった場合の煩わしさは強いといえます。

使うべき方法を考えよう

ユーザーを実際の行動へと導く強さを持ったメールマガジンか、ユーザーとゆるやかで長期的な関係を築き、シェアなどを通して認知度を高めてくれるSNSか、目的によって選択すべき方法は異なります。受け取ったユーザーにどういったことを期待しているのか、今一度考えて有効な手法を選択しましょう。

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