小手先のSEOテクニックに振り回される時代は終わった

SEOブランディング

(著) 影浦 誠士(幻冬社)

サイト自体がしっかりしたものになっていないのに、SEOテクニックが気になってしょうがない、という人に向けて書かれた本です。

SEO本というと、どうやって上位表示を実現するかというテクニック論に終始しているものがほとんどです。

そんな中、検索エンジン経由でどうやってその企業が見られるべきかという視点で書かれた珍しい本です。
SEOに関する本書での基本主張は、一言でいうと、地道にサイトの情報量を増やし、その分野において定番といえるぐらいのサイトに育てることがSEOの本質であり、複雑で手間と時間のかかるSEOの仮説・検証は信頼できるプロに任せて本業に集中するべき、というものです。

私も本当にそう思います。

既に豊富に情報量があるサイトを、検索エンジンにより上位表示されやすくするのは意外と簡単なのです。それは専門家に任せられます。

しかし、情報の中身を充実させるのは、外部業者ではなかなかできません。なぜなら、その情報に関する専門家はあなた(御社)自身だからです。

中身が無ければ、本書が指摘するように、もしSEOテクニックで上位表示を実現させても、結局は売上げや問合せといったコンバージョンに結びつきません。

また、SEOテクニックで一時的に上位表示させることができても、検索エンジンのアルゴリズムがバージョンアップされれば、簡単に表示順位が下がってしまいます。情報の充実によって上位表示を実現しているサイトは、そんな時もなかなか下がりません。

それは検索エンジン側が、常にできるだけ有益なサイトを上位表示するという使命を持って、アルゴリズムをバージョンアップしているからに他なりません。

ちなみに、事業ドメインがニッチであればあるほど、絞ったメインキーワードが検索エンジン上でニーズのないキーワードだったということがよくあります。そんな時、筆者がそれをどうやって解決していくのか聞いてみたいと思いました。
  • このページを共有する