ウェブブラウザのシェアについて

最近のWebブラウザのシェアを調べてみました。
Webブラウザは、提供しているメーカーによって、さらには同じメーカーでもバージョンによって、仕様が少しずつ違います。
例えば、Webデザインの世界では、Internet Exploreではきちんと表示されるけど、Netscapeではズレて表示されるといったような現象が発生します。それは、スタイルシートの解釈にブラウザによる違いがあるからです。
Webサイトで、何かのサービス・機能だったり、デザインを実現する際に、全てのブラウザを、全く同じようにカバーするのは、難しいという場合があります。そのような場合、その実現できないブラウザを切り捨てるかどうかを判断するためには、このウェブブラウザのシェアは気になるデータの1つです。

では、ブラウザシェアはどうやって把握すべきでしょうか。

最も良い方法は、そのサイトの実際のアクセスログを見るということです。ほとんどのアクセス解析プログラムは、訪問者のブラウザの種類を記録します。なぜ過去のログが良いのかと言うと、ブラウザシェアは、そのサイトの性質によって、結構変わってくる可能性が高いからです。例えば、一般コンシューマー向けのサイトであればInternetExploreの比率がかなり高いですが、Web開発者向けのサイトとなるとFireFox等の比率が高くなることは、容易に想像ができます。

しかし、新規で立ち上げるサイトとなると過去のログを参照できません。

そうなると一般的なデータを頼りにしないといけませんが、あまり新しい情報がありません。総務省などで正式な統計データが発表されるようなものでもないので、案外と手に入りにくい情報だったりもします。

2007年7月で海外のデータであれば、この辺がだいぶ正確な数字かと思いますが、できるだけ“一般的であろう”情報となりますが、ここでは「W3Counter」という海外のサービスサイトで公表されているデータと、「はてなカウンター」という国内のサービスサイトのデータを紹介します。

両方とも、アクセスカウンターを無料で配布しているサービスです。「W3Counter」のデータは、そのサービスを利用しているサイト全体での統計で、「はてなカウンター」の方は、「はてなカウンター」のページそのもののデータです。

【海外のブラウザシェアの傾向 2007年12月】参照元:「W3Counter」より

1Internet Explorer 6.042.79%
2Firefox 2.020.82%
3Internet Explorer 7.019.57%
4Firefox 1.55.92%
5Safari 2.01.84%
6Firefox 1.01.03%
7Opera 9.20.91%
8Mozilla 1.80.56%
9Opera 9.00.50%
10AOL 6.00.47%

【国内のブラウザシェアの傾向 2007年12月】参照元:「はてなカウンター」より

1InternetExplorer 6.016,11939.71%
2Firefox 2.0.0.117,77119.14%
3InternetExplorer 7.05,91014.56%
4Safari 312.61,7754.37%
5Sleipnir 2.6.01,0192.51%
6Sleipnir 2.6.18782.16%
7Safari 523.126251.54%
8Opera 7.605571.37%
9Sleipnir 2.5.124911.21%
10不明4311.06%
11Firefox 2.0.0.103810.94%
12Safari 419.33660.90%
13InternetExplorer 5.02990.74%
14Safari 523.102880.71%
15Firefox 2.0.0.92810.69%
16Firefox 1.5.0.122360.58%
17Opera 9.241990.49%
18Safari 523.12.21580.39%
19Sleipnir 2.5.171580.39%
20Safari 523.10.61370.34%
21Firefox 2.0.0.61070.26%
22Safari 125990.24%
23Opera 8.60970.24%
24InternetExplorer 5.17910.22%
25Firefox 2.0.0.1820.20%
26Firefox 2.0.0.7630.16%
27InternetExplorer 5.5620.15%
28Firefox 2.0.0.3580.14%
29Lunascape 4.3.3580.14%
30Opera 9.25580.14%

国内・海外ともに、IEの優位は今も同じですが、最近はFireFoxがシェアを伸ばしています。

また、Webデザイナーから見ると、いわゆるモダンブラウザー以外のブラウザ、具体的には、Netscape 4.x や Internet Explorer 4.x以前 を利用している人がほとんどいなくなった、という部分が注目すべき点でもあり、嬉しい点です。
いまだに0.1~0.2%程度はいるようですが、サイト訪問時に振り分けて最新ブラウザをダウンロードするように促すなり、スタイルシートが効かない状態でも、読めるようにするなりの対応をしていけば、問題の無い数字と言えそうです。

ちなみに、2008年2月13日から、マイクロソフトはInternet Explorer 7 の自動更新による配布をすると宣言しています。

http://www.microsoft.com/japan/technet/…
ですので、今後の傾向としては、Internet Explorer 6のシェアは急速に減り、Internet Explorer 7 のシェアがその分増えていくのは間違いないです。Internet Explorer 以外のブラウザのシェアを Internet Explorer 7 がどれだけ奪えるかは未知数です。
Netscapeについては、ブラウザの開発が終了するので、その分はFireFoxなどの他のブラウザにシフトする可能性が高いです。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/07/news044.html
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