ユーザーの心を惹きつける「ツァイガルニク効果」とは?

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古今東西、商品の宣伝・流布のために、より効果的・効率的な広告手法が研究・開発され続けてきました。

商品の広告を見た消費者が、どのようなプロセスを経て購買に至るのか、心理学的な分析に基づいた広告手段は実に多様な方法が登場しています。

その中でも近年特に注目されているのが「ツァイガルニク効果」を応用した広告手法です。

これは「不完全なものは完全にしないと落ち着かない」という誰もが持つ人間の本能的な心理を探究した結果開発されたものです。

かつて、商品の情報に関しては、「消費者の知りたい内容をできるだけ漏らさずに提供する」というのが広告業界の常識でした。これとは逆に、ツァイガルニク効果を用いた広告では、「不完全な情報が、より完全な情報の要求につながる」という消費者心理に作用させた広告戦略がとられます。

ネット広告では、商品の特徴を簡潔に案内し、詳細は「ここをクリック」という表示から別ページに誘導させる方法がこれに相当します。

さらには、Webサイトを定期的に更新しながら情報を小出しにしていく方法もツァイガルニク効果を狙ったもので、これにはユーザーにサイトをブックマークさせて取り込むという効果が期待できます。

クライマックスで「次回をお楽しみに」となる連続テレビドラマや連載漫画と似たファン獲得のテクニックであり、この方法を用いたWebサイトは「ティザーサイト」と呼ばれています。

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