Google Chromeの登場について

web制作において、頭を悩ませる問題の一つにクロスブラウザ処理というものがあります。皆さんはインターネットを見る際にどのようなブラウザをお使いでしょうか?
WindowsならInternet Explorer、MacならSafariが一般的ですが、その他にもFirefox、Netscape、Operaなどインターネットを閲覧するブラウザはたくさんあります。
問題なのはこれらブラウザによって、サイトのレイアウトや文字の大きさが異なるのです。Internet Explorerで正しく表示されていてもFirefoxでみるとレイアウトが崩れているなどということが多くあります。そうならないために、それらブラウザ一つ一つで正しく表示されているかチェックする作業をクロスブラウザ処理といいます。
2008年9月3日、Googleから「Google Chrome」という新しいブラウザが発表されました。このブラウザは発表から1日でブラウザ市場シェアの1%を獲得したと言われ、今も使用するユーザーを増やしているようです。

web制作者の立場から見るとチェックしなければならないブラウザが増えたわけですから、非常に厄介です。

ここで少し「Google Chrome」について。

主な仕様は

■ユーザーエージェント文字列

Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US) AppleWebKit/525.13 (KHTML, like Gecko)
Chrome/0.X.Y.Z Safari/525.13.
(ユーザーがアクセスするWebサイトのホストサーバーに対して、ブラウザとシステムの特定の詳細を識別する情報。)

■レンダリングエンジン

Apple社のSafariなどで使用しているWebKit表示エンジンを使用しています。

■JavaScript

JavaScriptエンジンにV8を使用しています。
Googleが開発するオープンソースのJavaScript実行エンジン。
「既存の処理性能を何倍にも高速化することに注力し、今後のWeb世界での標準になることを目指したものだ」(米Googleのエンジニアリングディレクター、ライナス・アプソン氏)

主な特徴は

  • IE7やFireFoxのようなタブでの切り替え

  • 最も閲覧数の多い9つのページをサムネイル表示できる機能を搭載
  • 閲覧履歴やCookieデータが残らない「シークレットウィンドウ」を搭載
  • アドレスバーにはウェブアドレスないし検索語の双方を入力することができ、たとえばAmazonのサイトを閲覧していてAmazon内の検索を行いたい場合、アドレスバーからGoogleではなくAmazonの検索エンジンを使った検索を行うことができる。
などが挙げられます。

そして、使用してみた個人的な感想はとにかくページの表示が速いという印象でした。

元々Mac OS Xのために開発されたWebKitエンジンをWindows環境でも使えるようにしたブラウザは数が少なく、その中でもWindows版Safariが一番の有名どころでしたが、これもまだベータ版のためクロスブラウザの対象にするかしないか微妙なところでした。

まだWindows版しか発表されていませんが、この「Google Chrome」の普及率を考えるとクロスブラウザの対象にしなければいけないのは確実で、使いやすいブラウザが登場したと喜ぶ反面、チェックする作業が増えたと悩む日々です。

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